晴子さんへ愛の告白のコーナー〜

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1492年B組・晴子先生1
"ざわざわざわ"
クラス内は少し荒れ気味だった。
"ざわざわざわ"
現在、ここ、2年B組では来月にせまる体育祭の、参加メンバーを決めるHRの最中だった。
"ざわざわざわ"
そして今は女子100m走の代表を決めている。
"ざわざわざわ"
B組は、わりと運動神経のいい生徒が揃っている。しかし、それは男子側に偏っており、
女子の方は総合しても平均以下の能力しか無いと専らの噂である。
「ちょっと、アンタやりなさいよ」
「どうしてよ、アンタこそ出てみりゃいいじゃん」
その噂を裏付けるかの様に女子生徒達は牽制し合ってる。100m走ともなれば、言わば体育祭の
華であり普通であればポイントupとばかりに続々と立候補者が現れ、代表の座を競い合うもので
あろうが、このクラスでは無論そんな勇者は現れない。お約束で推薦者を募っても、後が怖いのか
誰も声高に他人を推薦する生徒はいない。
「早くしよーぜ。これが最後なんだからさー」
「さっさと帰らしてくれよ」
半分眠りこけてる担任をよそに、代表は一向に選出される気配が無い。蚊帳の外となった男子達
からは非難やら揶揄する声も上がる。
「早よ帰りたいんは、みんな一緒や! ちょっとぐらい真面目に考えたらどうや!」
いい加減、このクラスの連帯感のなさにウンザリしていた学級委員長が教卓から声を張り上げる。
「そんなこと言うんだったら、お前が出ればいいじゃん」
「そーだ、そーだ」
「あ、俺、委員長が眼鏡とって走ってるとこ見たーい」
「お、それいーね。ここらで委員長らしいとこ見せとかないと」
こんな反応が返ってくると予想していただけに、委員長は眼鏡の奥に落胆の色を見せた…。
1502年B組・晴子先生2 :2000/09/28(木) 23:26
「なんで、私がそんなことせなあかんねん」
口には出さなかったが、表情でそれを示す。ここで言い返すと収拾がつかなくなる。
「眼鏡だからって真面目ぶんな」
「この、グリグリ牛乳瓶底フェチめ」
「放課後に眼鏡外して、コンビニでバイトしてんじゃねーぞ」
「西御寺に惚れるお前は逝ってヨシ!」
「清水なつき萌え〜」
男子生徒達は意味不明な事を口にし、次第に場は荒れてくる。
…ここはひとつ冷静にならなければ。
はーっ、と一度息をつき彼女は正論を述べてこの場を鎮めようとした…が、
「はーい、わたしも保科さんが代表になるの賛成でーす」
ここぞとばかりに一人の女生徒が挙手して立ちあがる。
ちっ、やっぱり来たか。あのアホ女。
「保科さんは、1年の時も委員長をやってたから適任だと思いまーす」
「わたしも、そう思いまーす」
1年の委員長は関係無いやろっ!
心の中でつっこみを入れつつ、智子は次々と自分を推薦しだす生徒達を見やった。
…やっぱり。
岡田・松本・吉井…例の三人組だった。これも予想の範囲であった。だが、次の出来事は智子の
予想を完全に裏切る。
「俺も、いいんちょを推薦しまーす」
「ちょ、ちょっと。藤田君…」
追い討ちをかけるように声を重ねたのは、なんと浩之であった。
なんでや、藤田君…。
たとえクラス全員を敵にしても、藤田君だけはうちに味方してくれる思っとったのに…。
この世界で1番信頼していた人の真意を探ろうと、智子は浩之の方に顔を向ける。
1512年B組・晴子先生3 :2000/09/28(木) 23:26
にかっ!
「はぁー…」
智子は見た。大切な人の、浩之の顔を。それは、恥ずかしさで胸がきゅんとなる、でも智子が
一番大好きな、いつもの笑顔であった。
そして、智子は浩之の心の内を悟る。たまにはみんなと一緒にがんばって、イメージアップ
でもしとけ、ということなのだろう。
浩之の心遣いは嬉しいが、これは余計なお世話というものである。本当の自分などは、浩之に
さえ知っていてもらえばそれで良いというのに…。
思わず本物の溜息が出てしまった。
「なんや、えらいうるさいな〜」
唐突に声がした。
「あんたら、ちょっとは静かにしーよ。一応、まだ授業中扱いなんやで」
一瞬にして騒ぎが中断する。
智子では無い。
「あ〜、ええ夢見とったのに…ほんま。ふわぁ〜ぁ、もっかい寝よ…」
ほんまにこの人だけは…。
智子はまたも、溜息をつきそうになる。
「ちょっと、先生、寝んとって下さい。先生もこのクラスの一員である以上、真剣に考えて
 もらわんと困ります」
それは半分眠りこけてたどころか、完全に熟睡していた担任教師であった。
「なんや、あんた。うちの睡眠を妨げる者はなんぴとたりとも許されへんねんで」
「無茶なこと言わんと、ちゃんと起きてください。ほらっ」
「あ〜、もう、うるさい小姑やで」
不機嫌なフリをしながら担任を起こしにかかる。しかし、智子は、この一瞬の静寂の隙に
代表選抜を逃れようと、脳裏に様々な策を張り巡らせた。が、一歩遅かった。
「神尾先生ー! 100m走の代表は保科さんがやるそうでーすっ」
岡田である。流石はともっこストーカー。その状況判断の早さには凄まじいものがあった。
1522年B組・晴子先生4 :2000/09/28(木) 23:27
「誰もやるなんて言うてへんやろ! いい加減なこと言わんといて!」
思わず反射的に言い返してしまった。今まで冷静に対処してきたというのに…岡田許すまじ!
「お、ひゃくは小姑が出るんか。おとなしそうな顔して、目立ちぃやな〜」
「先生は黙っとってください! それに私は見かけだけで歳騙せるような人より若いですっ」
もう、こうなったら騒ぎを大きくして難を切り抜けようと思った智子だった。
「うんうん、うちぐらいのレベルやとなんぼでもサバよめるからな〜…って、まだ若いちゅーねん」
案の定ノリつっこみをかます。
「寒いのはいいから、早く代表きめろよ〜」
「保科さんがいいでーす」
「いきなり、漫才なんか始めんじゃねーぞ」
「保科さんが適任だと思いまーす」
「関西弁uzeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeee!!」
"わいわいわい"
"がやがやがや"
騒ぎは頂点に達する
「じゃかましいわっっ!!!」
収拾が着かなくなったところで晴子が叫ぶ。
「はいはい、このままやったら決着つかんから、もう保科が代表っ。担任命令」
「ちょぉっ、私足速ないから無理ですって」
もう、諦めていたが無駄な足掻きをしてみる。
「大丈夫や、うちが付きっきりでコーチしたる。足遅うても全然OKや。鈍足上等っ!!!」
「そんな付け焼刃なんかで速なったりしません。却下です!」
代表はしょうがないにしても、このあほ担任とつきっきりなど冗談ではない。
「なめたらあかん。何を隠そう、うちはあの神尾郁子の妹やねんで!」
ええぇーーーっ、と教室内がまた騒然となる。
1532年B組・晴子先生5 :2000/09/28(木) 23:27
「あのスーパーヒロイン、神尾郁子かっ!」
「陸上界に彗星の如く現れ、嵐のように去って行ったあの神尾郁子!」
やたらと説明口調な感嘆が飛び交う。
「そうや、うちはあの神尾郁子の血を分けた妹」
得意そうな晴子。
「すげぇ…」
「先生、すごいよ」
「あの神尾郁子より…」
「年下だったなんて!!!」
ドンガラガッシャーン!
教卓を巻き込みながら晴子は派手にすっ転ぶ。いささか大げさではあるが、これは近畿圏で育った
者の血の宿命である。
「あ、あんたらなぁ…」
頭をさすりながら片八重歯を覗かせる。これは、やばいとばかりに生徒達は「晴子お調子者モード」
へ変換させるべく声をあげた。
「よーし決まり」
「やったじゃん委員長。これなら体育祭OKだ!」
「保科さん、がんばってねー」
はぁ〜…。
もう、どうにでもしてと言わんばかりに再び智子は溜息をつく。
「解散、解散」
「さようなら〜」
次々と生徒が席を立つ。こうして100m走女子代表は智子に決まってしまう。なるべくしてなった
というところか。
だがしかし、例え陸上界・ヒロインの妹だろうが、晴子自身は全然凄くないことに皆は気付いて
いた…が、それはどうでもいいことだった。
1542年B組・晴子先生6 :2000/09/28(木) 23:27
「あかん、あかん。もっと腿をあげて走らんかい」
「えっと、こうですか…」
時は放課後。場所は体育館裏。他に人影は見えない。
「あー、もうっ。今度は腕の振りがお留守になっとる。ちょっと、こっち来ぃ!」
「はぁ…」
公約通り、晴子と智子はマンツーマンで練習に勤しんでいる。
「ほら、背筋を伸ばして足はこう…あー、下のジャージ邪魔やな。別に寒ないやろ、脱ぎっ」
「は、はい…」
なぜグラウンドを使わないのか智子は疑問に思ったが、どうでもいいので訊ねることはしない。
「ぬ、脱ぎました…」
「ん、よし。ほな走る時のフォームはこうや」
自らの手で、晴子はフォームを矯正する。
ほんまにわかっとんかいな?
どうにも信用できない智子であったが、変に口答えするとややこしくなるのはわかりきってい
たので、特に抵抗もせずそのままされるがままにでいた。
「こうグッと腹に力入れて、腕をこう構える」
「はい…え、えぇ!?」
しかし、どうもさっきから変だ。やたらと晴子がくっついてくる。今は後ろから抱き締められ
るように、腕と腰の辺りに手が回されていた。ちょうどテニスの指導する時みたいな感じに。
なんとも胡散臭い。本当にこれが短距離走の指導方法なのだろうか?
「はい、このままの態勢で…足をあげる。ほらっ」
「え、あの…その…」
すこし呆けた様な返事を返す智子。
なぜこんなに、ぽーっとするのだろう? なんだかさっきから体が少し変だ。くすぐったい
ような、気持ちいいような、体がふわふわするような…。
とにかくすごく不思議な感覚。思考がうまく回らなくなってきた……。
1552年B組・晴子先生7 :2000/09/28(木) 23:28
晴子の情報網はかなり広い。従って、その噂も当然耳に入ってきた。
「やっぱ葉鍵の元祖関西弁キャラは委員長だよな」
「そうそう、晴子なんて所詮二番煎じ」
「あーっ、両手にでっかいコテ持って、お好み焼き焼いてもらいたいっ!」
3番目に関しては意味不明だったが、こんな噂を聞いて黙っていられる晴子ではない。
何をあほな事言うとんねん。あんな擬似関西弁娘なんか、うちの相手とちゃうで。
しかも、あの小娘、神戸出身とか言うといて、微妙に違う普通の関西弁と神戸弁を使い分けれ
てへんやないか。
こうなったら、いっちょ、うちが直接シメたらなあかんな〜。

…かくして様々な手段を用い、晴子は智子の通う学校の担任教師として乗り込んできたのであった。
うちのスペシャルテクでひーひー言わしたるで。そんで最後には
「参りました、私、先生にはかないません。これから、晴子お姉さまと呼ばして下さい…」
とか、言わしたりしてな〜。くくくっ。
下品な含み笑いで、少しイメージダウンの晴子であった。
しかし、今、その標的である智子は晴子の手中にある………。
156晴子 :2000/09/28(木) 23:30
そや、どうでもいいことや〜
1572年B組・晴子先生8 :2000/09/28(木) 23:32
「ほ〜ら、右足上げてみ…」
晴子の甘い囁き声が耳にかかる。思わず智子は首をすくめ、目をぎゅっと瞑った。
「智子ちんは賢い子やろ? ちゃんと言う通りにしいや」
あくまでも甘い声で促す。
なぜ、自分はここにいるのだろう? なぜ、こんなことをしているのだろう?
さっきから全然思考がまとまらない。でも、すこしだけわかったこともある。
なぜさっきから体に痺れるような感覚があるのか? それは、背後から自分の左腕を掴む晴子の
右腕が動いて、しきりに下着と体操服の上から胸を刺激してくるからだ。
なぜこんなに体が熱いのか? それは背中に押し付けられた二つの膨らみから伝わってきている。
なぜこんなにふわふわとなっているのか? それは、先程から頻繁にかけられる晴子の甘い息が、
耳や首筋にかかるからだ。
なぜ自分はこんなことをしているのだろう?
もう一度智子は問うてみるが、やはり答えは出ない。なんだか、すごく悪い事をしているような
きがする。
「右の腿を上げんの」
「は…、はい…」
本当は体に力が入らなくて、それどころじゃないのだが、なんとか言われた通りにしてみる。
「なんや、震えとるやないか。そんなに疲れたんか? しゃあない、うちが支えたろ…」
その右太腿を支えようと左手を延ばす。
「あっ!」
その時、晴子の指がわざとらしく、ブルマの上から智子の秘所を掠めた。
"ガクンっ"
完全に体から力が抜けてしまい、背後の晴子にもたれかかる。
「お、なんや大丈夫か? そうとう疲れたしもうたみたいやな。ちょっと、休もか」
「は、はい…そうしてもろたら助かります…」
しかし、智子はまだ動けない。息を荒げ、頬を真っ赤に染めている。
ふふっ、だいぶ感じやすい娘みたいやな……。
したたかにも、晴子の左手は、まだ智子の足の間に挟まれたままである…。
1582年B組・晴子先生9 :2000/09/28(木) 23:33
「はぁー、はぁー…」
智子は、喘ぎともつきかねない息をあげながら歩いていた。晴子に肩を貸してもらいながら。
この時、晴子は普通なら腰に回す筈の手を、当然のように胸に回していた。密かに刺激を与えること
も忘れない。もう、ここまできたらセクハラし放題である。
「よっしゃ、着いたで。もうちょっとの辛抱や」
「はぁ、はいぃ…」
部屋の前に立って横開きの扉を開ける。
…そこは白で統一され、独特の臭気を持つ部屋であった。お約束の保健室である。
「ベッドまで連れてったるからな。そこでゆっくり休もな」
ちなみに、もうこの段階で智子は脳軟化状態である。ふにゃふにゃと頭の中がかけまわり、視覚で
認識した情報を脳は理解していない。
「よし、着いた。お待ちかねのベッドコーナーやでぇ〜」
もちろん晴子の計画通りだ。この時間帯では誰も保健室に来ないことは確認済みである。担当医
も、晴子の手回しでしばらく席を外している。
「はい、横になろな〜」
抱きかかえながら、いっしょにベッドに倒れ込む。そして、そのままの勢いで智子の可愛らしい
口を塞いだ。
「ん〜っ!」
その柔らかい感触で智子は我に返る。一瞬、何が起きているのかわからなかった。目を閉じた担任
の顔が目の前にあるのだ。慌てて、覆い被さっている晴子の体を押し返した。
「ちょっ、先生、一体何を…」
「ふふっ、心配することあらへん。全部うちに任しとき…」
「む、んんんーーーっ」
また、口唇を塞がれる。今度は舌まで入れてきた。
「ん、んんっ!」
必死で歯を合わせ、舌の侵入を防ぐ。
「もう〜、強情な娘やな〜。そんな悪い子はお仕置きやっ」
そう言って、晴子の手が延びてくる…。
1592年B組・晴子先生10 :2000/09/28(木) 23:33
「あんっ!」
思わず声が出てしまった。晴子の手が服越しに胸の方を弄る。
「ホンマに可愛いらしい娘やな〜。さすがにうちの対抗馬になるだけの事はある」
両の手で、智子の豊かな胸を揉みしだく。
「…に、してもでっかい乳しとうな〜。これ、うちよりも大きいで。うんうん手に余る。これだけ
 はうちの負けやな…あっ、先っちょ見ーっけ!」
「あああぁぁっ!」
体中に電気が走った。一際大きな声が出てしまう。晴子が先端を指で挟んで、そっと引っ張っていた。
「ふふ、もう〜、色っぽい顔しよってからに〜………んむっ」
胸を愛撫しながら再び口唇を奪う。今度は智子も抵抗しなかった(できなかった)ので、改めて舌を
差し入れてみる。
「んん…あんっ、あむっ…うぅん」
あかん、こんなんイヤや。やめささな……。
めくるめく快感に必死で抵抗を試みるも、体の方が動いてくれない。
首筋にキスする。耳たぶを噛む。
「はあぁぁっっ!」
智子の意思とは別方向に体が反応してしまう。
「あぁぁん、もう、やめ……んんっ」
言葉にならない抵抗の意思も、全て晴子に塞がれてしまう。
そして気付いた時には、お互いが下着姿になっていた。
「あははっ、想像通り、清楚で可愛らしいな〜」
申し訳程度にレースの装飾が施された、白い上下の下着を見て言う。
「ふふふっ」
見つめられている。すごく恥ずかしい。たぶん、顔中真っ赤なのだと思う。顔から火が出るほど…
昔の人はよく言ったものだ。
そんな、どこか場違いな考えをしながら、智子は晴子の方を見上げた。
1602年B組・晴子先生11 :2000/09/28(木) 23:33
晴子と目が合った。
"どきん!!"
何故か心臓が一つ高鳴る。慌てて目を逸らす。頬のあたりがより一層熱くなる。
晴子は微笑んでいた。こっちが見とれてしまう程の。そしてその表情には慈しみの様なものも
含まれている気がする。まるで自分の子供に対するような…。
「…………」
まだ見つめられている。本当に本当に恥ずかしい。なんだかこそばゆい…。
見られてばかりというのも愉快じゃないので、智子は勇気を振り絞って晴子を見つめ返した。
「…………」
晴子は薄く紫がかった白い下着を身に着けていた。黒だと想像していた為、ちょっと意外に思う。
でも、やっぱり凄く綺麗だ。上品そうでいて、それでも色っぽい下着に包まれた晴子の躰は、
何か神懸りのようなものを感じる。一体、この人は何者なんだろう? 歳も一回りは離れている
はずだが、十代の自分と比べても何ら遜色が無い。
胸は自分の方が大きいが、そんなものは関係無かった。それほどまでに均整のとれたプロポーション。
抜群にバランスのとれたライン。思わず触れてみたくなるようなキメ細かな肌。そして艶。
有無を言わせず、相手を圧倒してしまう。
「…ふふ、なんや、じーっと見て。うち綺麗か?」
「えっ! えっと、あの…」
突然声をかけられて、びっくりしてしまう。
「そ、その、あの、…めっちゃ綺麗です。思わず見とれてしまうくらい…」
しどろもどろに智子は答える。
「憧れちゃう?」
「は、はい。憧れます!」
「惚れちゃう?」
「はっ、えーっと、それは、そのぅ…」
恥ずかしそうに俯いてしまう。
「あはは、うちのことはこれから、お姉さまって呼んでええで」
「は、はい…。お、お姉さま…?」
「なんや、智子」
愛おしげに智子を見つめる晴子。しかし、その心の内ではガッツポーズが飛び交っていた…。
1612年B組・晴子先生12 :2000/09/28(木) 23:34
「……ん…」
晴子は丁寧に愛撫を施す。
「…あっ、いゃぁ…っ…」
手が下の方に延びた。
「う…っ、ん、んん……」
下着越しにその部分をやさしく擦りあげる。
「はっ……、あん……い…ゃ…………あ」
下の方に気を取らせて、素早くブラジャーをずりあげ胸をはだけさせる。
そして膨らみの先端を口に含んだ。
「あああぁぁ!」
どうやら乳首が弱いようだ。さっきからいい反応が返ってくる。
「はぁぁぁっ、…あぁ、ん…んん…」
上と下を同時に攻められ、智子の抵抗も次第に弱くなってくる。元々、可愛らしいささやかなもの
ではあるが。
「…あ、ああぁ……っ…」
固くなってきた胸の先端甘噛みする。もう片方は指で少し荒めに弄ってみる。
「ああ! はぁ! あぁぁぁ……」
だいぶ感じてくれているようだ。ここまで反応が良いとこっちも嬉しくなる。
「…はぁ……あ…んん……」
今度は持ち上げるように引っ張ってみた。決して痛いようにはしていない。
「………あ…」
下の方に宛がっていた手に変化を感じる。濡れている。下着越しでもわかるくらいに…。
晴子はちょっと意地悪をしてみたくなった。いきなり下着の裾から指を差し入れ、直接触れてみる。
「あぁぁぁーんっ!」
更に大きな喘ぎ声。智子の躰は弓なりに反っていた。
1622年B組・晴子先生13 :2000/09/28(木) 23:35
「ええ声で啼くやないの智子。もっと聞かせてな…」
「あんっ、お姉さまぁ……」
心の中で征服感に酔いしれる晴子。ちょっと癖になりそうだ。
「じゃ、全部脱ぎ脱ぎしょっか?」
「はい、…晴子お姉さま……」
腰を浮かせて、晴子が脱がせやすいようにする。もう抵抗する気は微塵も無いようだ。
そして智子は、いわゆる生まれたままという恰好になって保健室のベッドに横たわった。
「お姉さま………」
不安げに見つめる。
「大丈夫やで、うちに任しとき」
そう言って、晴子は秘所に顔を埋めていく。
「はぁーっ、あぁぁん…っっ」
ひとつキスをしてから、舌で愛撫する。
「………あ…んん…」
指で広げながら、更に舌を差し込む。
「…ん…んん、はぁ……あぁ…」
…ちゅぱ、ちゅぱ…。
わざと音を立てるように舐めあげる。
「……はぁぁあん…お姉さまぁ…」
目には涙を溜め、頬を赤くさせながら快感に酔いしれる智子。
「ひぅっ!」
包皮をそっと剥いて、真珠の部分にも舌の愛撫を加える。
「あ、あっ、ああぁっ、ああああぁぁ…っ!」
今度は指も入れて、更に激しく攻め上げた。
「ちょ、ちょっと…おねえさっ…あ、あんっ…刺激が…強すぎ………」
智子がイヤイヤをする。しかし、もう晴子は止まらなかった…。
1632年B組・晴子先生14 :2000/09/28(木) 23:35
「…そう言えば智子はうちのこと、なんか言うとったなぁ…」
智子を攻め続けながら、晴子は何かを思い出したように言う。
「んん、あぁ…はあああっ、あぁぁん…」
智子の方はそれどころではない。もうすぐで達しそうなところにきていた。
「なんや、うちのこと、見かけだけでサバ読める、おばさんやとかなんとか…」
「…ん…んん、そ、そんなこと言うてません…」
「い〜や、言うとった。ちゃーんと覚えとるで」
「そ、そんなん……」
もうすぐでイきそうなのに…どうしてそんなこと、今更…。
「そんなこと言う悪い子はお仕置きやなっ」
「えぇっ…?」
そう言って、晴子は全ての動きを止めた。
「あぁーっ! 先生、そんなんひどいです!」
もう少しで達せそうな時にやめられたのだった。
「先生っ、お願い…お願いですから! こんなんひどいです…もう少しやのに…」
「うーん、どうしよっかな〜。なんかうち悲しなって、やる気なくなってもたー」
悪戯っぽく、妖しい笑みを覗かせる晴子。
「先生、意地悪ですっ。わかっとってこんなこと……お願いやからイかせて下さいぃ………」
「じゃ、うちの言うこと、なんでも聞いてくれるか?」
「ひっく、えぐっ、ううぅっ。なんでもしますからっ、なんでもしますからっ、お願いぃ……」
あまりの仕打ちに智子は泣き出してしまった。
「うわっ、泣かんでもええやん。ごめん、ごめんて。…悪かったなぁ、智子。ちょっとした
 お茶目さんなんやで。すぐにイかしたるからな…」
そして、晴子は攻めを再開する。当社比150パーセントのV-MAXモードだ。
「あああああぁっ、おねえさまああぁぁぁーっ!!!」
………こうして智子は無事に果てることが出来たのである………。
1642年B組・晴子先生15 :2000/09/28(木) 23:35
…10月9日、体育の日
いよいよ体育祭の日である。
「これより、女子100m走を開始します。選手は指定の待機場所に……」
そして注目の女子100m走も目前にせまっていた。
「ええかぁーー、智子ぉーーーっ! 蹴散らせぇーーーーっ!!!」
一際大きな声援…というか怒鳴り声が響く。
少し恥ずかしかったが、智子は気にせずスタートラインに立った。
……………
…………
………
「うぉーーーっ! 委員長やるじゃん」
「こりゃ、万馬券ものだぞ!」
…僅差ながらも智子は優勝した。智子自身が信じられない。まさか、あんな策が功を奏したのか…?
息を整えながらクラスの元に戻る。早速晴子が駆け寄ってくる。
「どやーっ、みんな! このうちの作戦は。見事に智子が優勝したで!」
「すげー、どんな作戦だったんだ」
「そ、それは秘密や…」
どもりながら先に智子が答える。とてもじゃないが、みんなに話せるような作戦では無い。
「すげぇよ、この関西弁コンビ!」
「関西弁キャラ、マンセー!!!」
二人を賞賛する言葉が飛び交う。悪い気はしなかった。
しかしながら、どさくさまぎれで出た次の言葉は許されるものでは無かった。
「でもやっぱ、関西弁キャラのトップは椎名ゆうひだよね!」
きゅぴーん、と二人の目が怪しく光る。
「「なんやとぉ! ゴルァーーーーーーーーーーっっ!!!!!!!」」
その日…クラスは…関西弁キャラNo1を巡って…荒れた……………。
1652年B組・晴子先生16 :2000/09/28(木) 23:35
…数日後。
「それにしても、うちは凄い女やなぁ〜」
今は晴子が住むマンスリーマンションの中。休日に智子と二人きりである。
「ええ、私もそう思います…」
先日の体育祭の話だった。僅か一ヶ月の特訓で、劇的に足が速くなるはずもない。コーチを
引き受けた以上(自ら進んでであったが)、最大限の努力はするということで、晴子は色々と策を
考えたのだ。そして、それが見事に的中したわけだが…。
「どや、来年も100m出てみるか。またイけるで」
「いや、あんな苦しいんはもうええです…」
その作戦とは二つあった。一つは胸にサラシを巻く事…智子の大きめの胸ではどうしても走るときに
揺れて、タイムが落ちてしまうのだ。もう一つはシューズのかかとに布をつめて、つま先でステップ
を踏めるようにする事…こうすると速くなるらしいと、偶然テレビで見た事があるのを思い出した
のだ。
「よーしっ、出来たで。うち特製のスペシャル卵焼きや〜! 遠慮無く食べてやっ」
「い、いただきますっ!」
少し半熟で見た目は凄く美味しいそうな卵焼きを口にする。
「……先生、これ、めっちゃ甘いんですけど…」
「そう、神尾家謹製、甘々の卵焼きや〜。全部食べなあかんでぇ」
「えぇっ、全部ですか!? それは、ちょっと…」
「あかん、あかん。今日はうちの言うことなんでも訊く日やろ。いっぱいすることあるんや。
 これ食べたあとはトランプして遊ぶ。それで夕方なったら、海、見に行くんやでっ!」
「はっ、はぃ〜〜」
しかたない、といった風に智子は頷く。なんだか今日の晴子は、今までに見た事ないほど嬉しそう
なのだ。そして、たまに何故か寂しげな表情も垣間見えたりもする。
なんだか、年甲斐もなく危なっかしそうで目が離せないのだ。また歳の話をすると拗ねてしまうの
で、それは黙っておく。とにかく今日は、朝まで晴子と一緒にいようと心にきめた智子であった…。

                                  〜FIN〜