葉鍵黙示録カイジ

麻枝「つまり、……こういうことだ……」

　　『あははーっ』
麻枝「この(↑)フレーズは、いわゆる『笑い声』だが……、
　　　仮に掲示板にこんな書き込みがあったとしても、
　　　“普通”の日本人にはなんのインパクトもない、
　　　ただの笑い声だ。
　　　しかし、それを、さおりんのような萌えキャラに言わ
　　　せれば……。
　　　さらに萌え度を増す事ができるフレーズとなる。
　　　そうだ…、萌えキャラを作りたければ、
　　　キャラごとにフレーズを持たせればいいんだ……。
　　　要するに、鍵っ子が、そのフレーズだけでキャラを認識
　　　できればいいんだ……。
　　　鍵っ子の……その認識能力は、たぶん常人の２０倍程……」

原田「フフ…
　　　Ｋｅｙの社員一覧表がきたよ…
　　　どうしよもないメンツだな…
　　　ヘタレ絵描きとその取り巻きの集まりだ。
　　　楽勝だ……気のきいた奴は麻枝と久弥だけさ……」
下川「麻枝か……。
　　　久弥はともかく……、
　　　麻枝がいるっていうのはまずいな。
　　　あの男が絡むと……勝負はこじれそうだ…」
原田「なーに、その点は大丈夫……。
　　　あのメンドーなシナリオ書きは……
　　　高橋さんにかたづけてもらおう…！なあ…
　　　久弥はオレが殺る。
　　　あんたは麻枝をよろしく頼むぜ…！」
高橋「………。
　　　あの…若僧か…オレかといわれて数年……。
　　　あの男の出現で　オレがエロゲー業界で築いた数年の…
　　　実績が…ゴミみたいになってしまった……。
　　　オレのピークも…もう…そう長くはないやろ……
　　　このままでは…、リーフを辞めるに辞めきれん……
　　　決着はつけるさ、
　　　麻枝だけは、オレが潰す……！」