英語の勉強の仕方・13

このエントリーをはてなブックマークに追加
12いいめえる
レス13●自由英作文(意見の書き方)2●
※譲歩について
理由の強さは、それぞれ違います。
最初にいちばん強いものを出してあとを付け足すか、
最後に決定的な理由を述べるなど工夫をするといいでしょう。
もっと厳密に言いたいときは、「譲歩」といわれるものを1つ入れておくと完璧です。

なお、(譲歩とは自分の言いたいこととは逆のことをあえていうことで、
相手の反論を封じるテクニックのことです。 先に言い訳しておく、という感じでしょうか。
「ただし」とか「もちろん」「たしかに」などの言葉で書き始めることが多いようです。

5. 立場(賛成・反対)←理由1+理由2+理由3(+譲歩)
※譲歩の位置はどこでもよい。

●具体例
では5のやり方を実際に考えてみます。
たとえば、次のテーマが与えられているとします。
(英語のところは間違いがあると思いますが、気にしないでください)

【テーマ】次の主張について思うところを英語で解説せよ。
「世界政府はありうる」

まずは、この意見に賛否を表明します。
I agree with the opinion.

次に、その理由を考えます。
1. 冷戦が終わり、世界中で対話が可能になってきたので、
世界政府について話し合う余地が生まれている。
Since the Cold War was over and all the nations can discuss
international problems with each other more promptly
and more peacefully@` it is not impossible to talk constructively
about possibilities of the world government.

2. 国際連合がもっと強い権力を持つようになれば可能。
The more power to control the international affairs
the United Nations have@` the more likely it is that both will
be more alike in nature.

3. 国際紛争が頻繁化すると、どうしても必要になる。
When international disputes become more serious@`
everyone all over the world will want it to settle them.

反論(譲歩=ただし書き)を考える。

本質的に民族はバラバラであり、
他民族とまとまるのはかなり民族の性質とはかけ離れているものなので、
それをまとめて一致させるのは不可能に近い。
Nations tend to go separately and forcing them together
is against their nature.
It seems to be almost impossible to unite them as one.
13いいめえる:2001/02/03(土) 09:37
レス14●自由英作文(意見の書き方)3●

全体の構成を考えます。

1. 賛成
↓なぜなら
2. 理由1と2
↓もちろん
3. 反論
↓しかし
4. 理由3
↓したがって
5. 結論=可能である

I agree with the opinion.
First of all@` since the Cold War was over
and all the nations can discuss international problems
with each other more promptly and more peacefully@`
it is not impossible to talk constructively
about possibilities of the world government.

Second@` the more power to control the international affairs
the United Nations have@` the more likely it is
that both will be more alike in nature.

Nations tend to go separately
and forcing them together is against their nature@` to be sure.
It seems to be almost impossible to unite them as one.

But when international disputes become more serious@`
everyone all over the world will want it to settle them.

I am sure that the world government will come true in the future.

以上です。英文が稚拙なのは大目に見てくださいm(_ _)m
14いいめえる:2001/02/03(土) 09:38
レス15
●中学生・高1のみなさんへ

このスレッドにも、中学生や高1の方が増えているみたいですね。
英語に興味がある人が多いんじゃないかと思います。
ちょっと長いんですがもし、受験英語、そして英語、大学といったものに関心があれば
ざっとでも読んでもらえるととてもうれしいのですが。

言いたいことは2つです。
情報に振り回されるなということと、
偏差値に振り回されるなということ。

日本人は長く英語というものに苦しんできました。
とくに明治時代からなんですが、日本人は英語にずっとコンプレックスをもっていて
今のそれを抱えたままでいます。

今のみなさんが受けている英語教育は
そんなコンプレックスを抱えた人たちが進めているものです。
彼らのもっとも大きなコンプレックスは「話せない」ということです。
で、話せないのは文法のせいだ、と言い始めています。
これはうそです。
でも、学校では(特に公立では)「文法は悪」のカリキュラムを組んでいます。

日本人の英語力はどんどん落ちています。
(だからいま予備校があだ花のように盛り上がっているんでしょうね)
受験を意識し始めたら、まず、文法をしっかりやってください。
文法をやったら、あとはたくさん読んでください。

明治時代の知識人はかなり英語ができたと言います。
もちろん、発音なんかなっちゃいなかったでしょうが
少なくともかなり読めたようです。
『英語教師夏目漱石』という本によると、漱石はもともと英語は嫌いでしたが
ある時期を境にがんばって、2年で英検4級レベルから1級レベルまで伸びたそうです。
今のように親切な教材がない時代であっても、
がんばればそれくらい行くことは可能なわけです(もちろん資質もありますが)。
また、斉藤秀三郎という人は留学経験もないのにとんでもなく英語ができ
イギリスのシェークスピア劇の役者に「おまえの英語はなってない!」とやじったとか。
どうやってそんな時代に、それだけの英語を習得したのか?
結局、かたっぱしから読んだわけです(それしかありませんから)。
彼はブリタニカ百科(30巻)を2回読んだんだそうです。

ただ、彼らがそれだけ読めたというのは、やはり面白かった、てのが
土台にあるのだと思います。
野心や上昇志向だけで、それだけのことをするのは、
おそらく不可能じゃないかと思います。
勉強にはどこかで面白い、てのがないときついものです。

ここ(ネット)には情報が本当にたくさんありますが
みんなが出してくる情報は、ほとんどが「誰かが言っていた」という
情報です。なんの保証もないものです。

最後は自分で選んでいくしかありません。
情報は多すぎると、ないのと同じで、結局、自分で考えるしかありません。
だから、本選びも自分でぜひ面白がってやってください。
そして、自分が納得できる選び方をしてください。

また、偏差値なんてものに振り回される必要はありません。
自分のやりたいことをやれるところ、という基準が一番大切です。

みなさんは、ここで、いかに学歴というものが人をダメにするかわかったんでは?
だって、「できない」と言う人を馬鹿にし、「○○大」を馬鹿にし
って人が何をよりどころにしているかわかるでしょ。学歴ですよ。
人が学歴や偏差値なんてものに振り回されると
それによって、人を馬鹿にしたりし始めるものです。
また、上にはいつも上があるもので、
そんな人は永遠にコンプレックスを抱えて生きていかなければなりません。
つらいと思います。

社会はもっと先に行っています。
実際、ある経済誌によると、一流企業に行く人の割合はだんだん中位大が増えていて
トップ校からは、「自分で会社を興す」という人が増えているそうです。
自分でやる、ということは、もう学歴なんてアテにできないのです。
その大学で何をやり、またどんな友人(人脈)を得たが、が試されるわけです。

受験は「英語をやる良い機会」だととらえて
学力を伸ばして、自分の指摘好奇心を満たそう、という気持でやったほうが
伸びるのではないでしょうか。しょせん、自分の幅を広げる「道具の1つ」ですから。

もちろん自分の行きたい大学がとても難しい、ということのほうが多いでしょう。
そうしたら「中学レベルの単語をきちんと身につけておく」
「文法をひととおり固めておく」の2点をこれからおこなってください。
また、本当にその大学がベストなのか、一度疑うのも良いことだと思います。