在日への差別って

私はこの三月末をもって消防団員を退職するものですが、
退職にあたり進入団員を勧誘しなければならない。これが
たいへんなことなのです。世の中が何とも忙しくなり、すんなりと
きまるのはまれ。
そんな中で一人の若者が快く入団を承知してくれました。
当たり前の事ですが、しっかりとした仕事を持ち家庭を持ち、町内の運動会、
祭りのみこし担ぎに参加したりと、元気、愛想申し分ない。

後輩の団員達も、彼が外国籍という事もあり｢消防団も国際化だ」と言い
ながら歓迎ムードであった。ところが、一ヶ月も過ぎたころになって、
消防署から彼の入団は認められないということを聞く。外国籍(韓国)という
ことで公務員法の何かにふれるらしい。何を言ってるんだ。怒りがわく。
しゃくし定規な役所仕事にあきれる。
消防団活動はボランティアに限りなく近い。新入団員の補充が難しい昨今、
こんなことでは団員の士気もうすれていく。
彼の気持ちをどう考えるのか？ 現場の気持ちがまったく分かっていない。
小心でごう慢な役所担当者が目に浮かぶ。
外国籍消防団員なぜ悪い。