〜ＫＢＳ「プロジェクトＫ〜朝鮮者たち」について〜

「鎮海軍港に春を呼べ」〜日本桜を朝鮮桜に・植え換え大作戦〜
今では桜の名所としてすっかり有名になった鎮海（ちんへ）だが、元は日帝がわが国を
侵略し、この地に軍港を建設するようになって都市の美化のために桜を植えたことが
その始まりである。ところが、解放直後、桜花が日本の国花であると勘違いした市民
たちが、日帝の残滓（ざんし）だといって、桜の木をひどく切り倒し、ほとんど見る影も
なくなってしまった。ところが、桜は日本から入ってきた樹木ではなく、元来、わが国の
土壌で自生していた物なのである。

朝鮮桜ワンポッナム（日本名：ソメイヨシノ）の原産地がわが国の済州島であることは、
日本の植物学者・小泉源一京都帝国大教授により１９３２年に初めて発見され、
「染井吉野桜の天生地分明す」という題で雑誌「植物分類・地理」に報告された。わが国
では、朴万奎（パクマンギュ）やハンチアンヨルにより、済州島の朝鮮桜が漢拏山
（ハルラサン）に自生する「ヤマザクラ」と「ミヤマザクラ」の自然交配によってできた
雑種であることが明らかになっている。

このように、朝鮮桜ワンポッナムは、日本桜ソメイヨシノの起源はであるが、日本産の
ものに比べ、つぼみが大きく、色も多様で、花の香りも濃い。また寒さに強く花の開花
期間も長い点で優れている。そこで山林庁は、６年間の研究の結果、朝鮮桜の大量増殖法
を開発することに成功、全国の日本桜を朝鮮桜に置き換えている。今年もまた、韓国全土
に朝鮮桜が咲き、各地で桜祭り（ポッコチュッチェ）が行われ、多くの人が楽しんでいる。