空挺に入りたいのですが

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陸上自衛隊第1空挺団

陸上自衛隊には空挺作戦を主な任務とする第1空挺団が千葉県習志野
駐屯地に置かれている。
陸上自衛隊では唯一の落下傘降下を行うことができる空挺旅団である。
ただ平成7年12月14日に決定した「平成八年度以降に係る防衛計画
の大綱」では現在ある第12師団(相馬原)は旅団に再編されるがその
時、アメリカ陸軍の第101空中強襲師団をモデルとして、戦車を配置
せず、ヘリコプタ−を増強した空中機動旅団に改編される予定であるので
再編が完了すれば、2番目の空中機動作戦を主任務となる部隊なる。
(ただし、ヘリボ−ンが主任務となる。)
第1空挺団は今のところ現状のまま推移する予定である。
第1空挺団は東部方面隊の隷下に置かれているが、有事の際は長官直轄
部隊として運用されることになる。(陸上幕僚監部が運用を担当する。)
作戦はC-1やC−130H輸送機からの落下傘降下やCH−47
(1個小隊を収容できる)、V−107、UH−1Hなどのヘリコプタ−
を使用してのヘリボン作戦を実施して相手の後方を急襲して空挺堡
(Air Head)を確保し、相手に対して後方から攻撃戦闘や防御戦闘などを
することを主な目的として行われる。
空挺作戦は地形的条件や気象条件などにも左右され、また多くの航空支援
を必要となるので綿密な計画が不可欠である。また降下後、早期に味方の
地上部隊と連携できないと失敗に終わることが多い。
10 :2001/06/16(土) 14:07
編成は次の通りである。

 団長(陸将補)
 |
 団本部
 | +−−団本部中隊−−中隊本部
 |      +−−団本部班
 |      +−−通信小隊
 |      +−−降下誘導小隊
 |      +−−偵察小隊
 |
 +−普通科群(普通科群長  一等陸佐)
 |  +−−群本部
 |      +−本部中隊
 |      +−第1〜第4中隊(中隊長 三等陸佐)
 |            |
 |            +−−各小銃小隊(89式自動小銃や62式機関銃を装備)
 |            +−−対戦車小隊(対戦車誘導弾や無反動砲などを装備)
 |            +−−迫撃砲小隊(64式81mm迫撃砲を装備)
 |                 (各小隊長 三等陸尉)
 +−特科大隊(大隊長  二等陸佐)
 |   +−−大隊本部
 |       +−−本部中隊
 |       +−−第1〜第2射撃中隊(120mm迫撃砲や地対空誘導弾スティン
 |                   ガ等を装備)
 |
 +−対戦車隊
 |  +−−隊本部
 |      +−第1〜第2小隊(対舟艇対戦車誘導弾を装備)
 |
 +−施設隊(地雷源の処理や障害物の爆破、施設や陣地の構築を任務とする)
 |  +−−隊本部
 |      +−第1〜第4分隊
 |
 +−−管理中隊
 |   +−−中隊本部
 |       +−−補給班(糧食の補給などを担当)
 |       +−−輸送小隊(隊員の輸送を担当)
 |       +−−衛生小隊(隊員に対する前線での医療活動を担当
 |       |       衛生隊員は、本隊と共に空挺降下する。)
 |       +−−整備班(輸送車両の整備を担当)
 |     
 +−−落下傘整備中隊(落下傘の整備、包装や投下物料などの梱包、投下支援など
 |          を担当している。)
 |
 |
 +−−空挺教育隊(空挺隊員に対する教育を担当)

以上のようになっている。