ざっつくーる 2001 (10000)

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275少しだけ続き
身動きもせず、暫くそのままで抱き合っていた。
直接触れる肌の感触と、心地よい重みが○子に安心感を与える。
時折首筋に感じる翔の吐息がくすぐったい。
「甘えて、いい?」
耳元で囁かれて、○子は笑いながら背中に回した手に力を込めた。
翔は、まるで幼子のようにその豊かな乳房に顔を埋めた。
○子は頭ごと抱きかかえるようにして、その真っ直ぐで
クセのない髪をゆっくりと梳く。

「ん、くぅ・・・!」
突然湧き上がった痛みに、○子は思わず声を上げた。
翔が敏感な先端に歯を立てていた。
刺激で立ち上がった乳首を、舌先が今度は玩ぶように転がし始める。
かすかに残る痛みと、それを上回る快感。
たったそれだけのことで、もうそこは熟れたように赤くぷっくりと膨らんでいた。
ほっておかれたもう片方の乳房も、同じようにふるふると震えている。
276少しだけ続き:2001/05/23(水) 23:59
そこかしこから疼くような甘い痺れが湧きあがってくる。
翔がツッと顔をそらすと、乳房の上あたりにきつく吸い付いた。
○子の白く滑らかな肌に、たちまち赤い鬱血の後が残る。
「印つけちゃった。なんかこれ、俺のって感じしね?」
「こんなの・・・すぐ消えるわ」
「そしたらまた付ける」
少し拗ねたようにそういう翔に、○子は薄っすらと微笑みかけた。
子供扱いするなと言うけれど、こんな時の翔は歳の離れた弟のようだと思う。
「・・・付けて、もっといっぱい。消えないぐらい」
その言葉が引き金になったかのように、翔の愛撫の手は益々熱く荒々しくなっていく。