アクティブ総合スレッドPart2〜ねがぽじActive〜

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444名無したちの午後
以下、香澄エンドのネタバレ補完妄想につき、未プレイの方はご注意を。

自由落下する私の身体。恐くなんか、ない。この終点にまひるがいる
のなら。
不意に感じる衝撃。…ああ、これが「終わり」なんだ。
…あれっ?
確かに落下していたはずなのに、なぜ空が、雲が、近づいてくるのだ
ろう?
「香澄のバカッ、アホッ、いかれポンチッッ!!」
聞き慣れた声が耳元でがなりたてる。嘘だ。そんなはずは。
弱い私の心が「もしかして」と「ありえない」の間をいったりきたり
する。首をめぐらせて後ろを振り返る。
羽。大きくて、白い羽。泣き顔。まひるの泣き顔。
「…えっ?」
口をぽかんと空けた私の目前に懐かしい少女(少年?)の顔があった。
目を見開き硬直する私を、力強い羽ばたきで五階へと押し戻すまひる。
抱きしめられたまま、ベランダにふわりと降り立つ。私はまだ混乱
していた。
「…まひる、なの? 本当に?」

 …続くんだってば。
445名無したちの午後 : 2001/04/13(金) 21:51 ID:???
>>444の続き。しつこいがネタバレにつき以下略。

まだ信じられない。こうして目の前で泣きじゃくる姿すら。
「えうっ、ひぐっ、死んじゃ、駄目だよ香澄…。 ごめんなさい、
 一人にして。約束破って、ごめんなさいっ…!」
それまで私を支配していた黒く濁った感情が遠くへ追いやられていく。
代わりに、切ないほど暖かな、優しい気持ちが私の胸を満たす。
まひるの小さな肩を引き寄せて、力の限り抱きしめて。
そして、ずっと言いたかった言葉を。
「お帰りなさい」
「た、だいま…えぐっ」
あのね、まひる。私もう大丈夫だよ。
あなたがいてくれるなら、きっと、この先もずっと、大丈夫だから。
「ほら、もう泣かないの。…笑ってよ、まひる」
「うん…、そうする」
そう言って無理やり作った泣き笑いの表情が。滑稽で、愛しくて。
「ほんとに、もう…」
ようやく私の頬を涙が伝った。
「めでたし、めでたし、と…」
傍らに佇む透が、糸目をさらに細めて満足げに呟く。

……………って

香澄・まひる「「どこから湧いたっっ!!」」

…こんなんはどうだろう。無理があるのは承知だってば。