http://www.geocities.co.jp/MusicStar-Piano/5864/jouron.html Jポップ常識論1 「〜虚空のスキャット〜」 (2000.09.12)
今度、倉木麻衣で有名なビーイング系のレーベルGIZAから吉田知加という新人がデビューする。
この人、巻き舌系のヴォーカル等など、もろ椎名林檎なのだ。しかもルックスは正統的な美人であるという倉木麻
衣の時のやり口と全く同じである。ついでに倉木麻衣について言えば、これは常識論であるから常識的に考えて
宇多田ヒカルのパクリだろうと思っている。パクリという言葉を使わなくても企画会議で「ウタダっぽくやろう」って方
針でやってるに決まってるって。
だが、私は作品そのもので判断するから倉木麻衣も、売り方に問題があっても楽曲自体はプロのミュージシ
ャンが完成度の高いポップスを作っているのだからこれはこれでいいじゃんと思っていた。
アルバムも買うつもりだったのだが、発売三日くらい前に「いや、これは買っちゃダメだ」と思い買わなかった。今ま
でただ古今東西の「良い音楽」を探しつづけてきた私の勘がそうさせたのだろう。
はからずも、羞恥心も臆面も無くパクリを続けてくる今回の吉田知加の件でそれが証明されたと思う。
で、ここからが本題である。何故こういうものがいとも簡単にヒットするかを考えると、Jポップ購買層の非常にヤ
バい法則・性質が見えてくる。今回はそれについて書こうと思う。パクリかパクリじゃないとかそういう低レベ
ルなことを言いたいのでは無い。そういうのはYahoo!掲示板ででもやってくれ。
その法則とは、90年代中盤以降のJポップという言葉が登場して以来続くヒットの方程式、即ち、
美人+BGM+金の法則である。
これをやれば簡単にヒット曲が作れる。バブル時代の金持ちになる法則がひたすら土地と株を買いまくることだっ
たように、これを繰り返すだけでヒットが生まれてきたのだ。代表的なのがZARDとELTである。