ときめきトゥナイトのエロネタを語るスレ Part2

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404花と名無しさん
ある休日の昼下がり、真壁くんと蘭世は江藤家の
リビングのソファに並んで座っていた。
望里と椎羅は魔界にでかけ、鈴世はなるみちゃんと遊びに
行っていて広い屋敷には他に誰もいなかった。

蘭世はぱらぱらと雑誌をめくり、真壁くんは隣で頬杖をつきながら
片手で彼女の長い黒髪をくるくると指に巻き付け何か考え事をしていた。
柔らかな初夏の風が通り抜ける。
真壁くんは変わらず空を睨み自分の思考に集中し
無意識な左手だけが髪を撫でる。
そんな彼の動作に蘭世は喜びを感じていた。
悩みごとを打ち明けてはくれなくても、そんな時に隣にいさせてくれるのがとても嬉しい。
ふと、彼の手が首すじに伸びる。
「…ぅひゃあ!?」
いきなり蘭世は奇声をあげソファの端まで飛び退いた。
虚をつかれた真壁くんは左手を宙に浮かせたまま呆気にとられ蘭世を見る。
「こっ、ここはダメ!」
蘭世は目に涙を浮かべ真っ赤になって首すじをおさえていた。
「……………」
真壁くんがちょいちょいと手招きする。
蘭世は本能的に何か裏がありそうなのを感じ取り動かないでいる。
「おいで」
「う…」
こう言われてはもう抗う術もない。諦めておずおずと近寄っていく。
「何もしない…きゃ」
最後まで言い終わらないうちに真壁くんの腕の中にがっちり捕まえられていた。
ちょうど横抱きにされた格好で、蘭世はドキドキして頭がパンクしてしまいそうだったが
一瞬あとには全く別の感覚に身体を支配されていた。
真壁くんの手が蘭世のうなじをそっと愛撫する。
「あ・・・あぁっ」
それは今までに味わったことのない感覚だった。


…つづく
405404:2001/07/18(水) 23:01
>>404つづき

首すじにふれるかふれないかという微妙な真壁くんの手の動きとともに
身体中をえも言われぬ快感が走り抜ける。
堪らず彼の背中に回した手に力が入る。
「や・・・やめて…」
「本当にやめていいのか?」
スカートの中に手を滑り込ませると蘭世のそこは薄布の上からでも
はっきりとわかるくらい湿り気を帯びていた。
「でも・・・あぁんっ」
自分でも彼にどうしてほしいのかわからなかった。
やめてほしいのか、それとももっと続けてほしいのか…。
その時。
「ただいまー!」
どきーっ。
望里と椎羅が地下から上がってくる音がした。
蘭世は慌てて真壁くんの膝から飛び下りスカートの裾をなおし、
真壁くんはいつものポーカーフェイスを取り繕う。
「あら? 鈴世も帰ってたの?」
「う、うん。行こう、なるみちゃん」
こどもの走り去る足音が聞こえると同時にドアが開いた。
「お、おかえりなさーい」
「いやもうアロン様のワガママには疲れるよ」
二人と入れ違いに真壁くんは無言で軽く会釈だけしてリビングを出て行った。
「…アロン様の文句で気を悪くさせたかな」
「そ、そんなこと、ないと、思うよ、アハハハハ」
適当に笑ってごまかし真壁くんの後を追う。
蘭世の部屋に入り鍵をかけてからようやく二人は大きく息をついた。
「びっくりしたあぁ〜」
「心臓に悪いぜ…」
「もう、真壁くんがいきなりあんなことするから・・・」
「喜んでたのは誰だった?」
真壁くんは蘭世を後ろから抱きしめる。
「そ、それは・・・」
赤くなって口ごもったかと思うと顔を彼の方に向け悪戯っぽく笑う。
「ね、ここなら誰にも邪魔されないから…続き、しよっ」
蘭世のうなじに唇をすべらせながら真壁くんは考えていた。
ったく誰だよこいつをこんなにスケベにした奴は…。

………おれか。


おわりです。