シュヴァルツシルトIII〜惑星工画堂〜

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556オハヨウございます。530です。
>>532さん
私がシュヴァに求めていたものと、あなたのそれは180度違うようですね。
私としては人間ドラマや葛藤より、あなたのいう駒移動ゲームを求めていたのです。
艦隊は駒として活用され、主人公の采配によって勢力を拡大していく…
例えるなら「宇宙を舞台に将棋を指す」、
そういう醍醐味がDOS版にはあったと思うのです。
もちろん相手も思考し、包囲網をしいたり、互いに技術供与したりします。
これが、ゲームのストーリーとなり、臨場感をも生んでいたわけです。
(479さんのおっしゃる「星系全体が動いている」という感じです)
557また、:01/09/18 09:34 ID:pIUFlIc6
DOS版では、ほぼ主人公=プレイヤーでした。そのため感情移入がしやすく、
主人公周辺の人間ドラマや葛藤はプレイヤー自身にも迫ってきたと思います。
私の場合のしょぼい例えで申し訳ないですが…
Uの冒頭、引っ切り無しに入るトリスティアの救援要請に対し、
「スマン…、スマンが見捨てる。時間稼いでね、もう要請もすんなよ。」となったのですが、
この時、盟友を見捨てるという葛藤(?)をしていたのはキャラではなく自分でした。
Vもまた、「チクショウ、よってたかっていじめやがって…!征服してやる!」
「リンシア…そりゃねーよ…、だって!しょうがないじゃん!」
という気持ちをプレイヤーが素直に持てる展開でしたね。
558つまり、:01/09/18 09:34 ID:pIUFlIc6
混迷する星系における「主人公の采配」をプレイヤーたる自分がやる、
いうなれば、プレイヤーがシュヴァの世界を動かしていく、
という部分が、私にとってこのシリーズのミソだったのです。

現在のシュヴァは、主人公は主人公であり、プレイヤーはそれを外から見る形になっています。
つまりシナリオを「見せる」ゲームですね。
これはこれで人間ドラマや葛藤を表現するわかりやすい方法ですが…
人間ドラマに終始して、国家興亡のストーリーに欠かせない(と思われる)、「政治」の演出が欠落しているように思われます。
政治の演出とは、上で書いた「相手の思考」や外交関係です。
今のシュヴァでは敵国は何も考えていないように見えます。フラグがたったら宣戦布告、これしかしません。
不利になったら他国に救援を求めるとか、友好国に侵入されたら報復措置をとるとか…
当たり前に行われるべきことが何一つ行われません。黙ったまま滅ぼされていきますよね。
これではいくらドラマで盛り上げても臨場感はありません。むしろ、ドラマが浮いてみえます。
動かない壁も同然の相手に真剣にやりとりするドラマを見せるわけですから…
このあたりがストーリー追いかけるのみで、ゲームのレベルが低下したと思う大きな理由です。
559また、:01/09/18 09:36 ID:b93d5zUw
メインとなる人物描写も手放しに誉めるというわけにはいきません。
どかかしら似ている(まんま、ともいう)設定、
どこかで見たようなキャラクターが、聞いたことあるようなないようなセリフを喋る。
これだけならよくある話ですが、人物描写を取っ払ったあとに残るストーリーの内容が無さすぎです。
一本道というよりも人間ドラマの単なるオマケのような展開です。普通は逆なのではないでしょうか?
怒涛の展開があるから人間ドラマが生まれるのでは?

私がNがダメといったのはこれらが顕著だったからです。
番号が違うだけの軍団と延々戦わされ、予定どうり八強国がきて、終わり。
ひねりも何もないです。
まるでアデルをよそ(次回作?)で使うためだけに取って付けたような話だと思いました。
キャラクター的にも、銀英+富野アニメといった印象だし…
俺の信念みたいなセリフを連発すればするほど一言の重みが欠けていきませんか?
私としては、簡潔な文章であっても、その行間から人物の葛藤がにじみ出てくるようなのが上手いと思います。
ゲーム全体の流れを含めれば、Vはそれができていたように感じます(私が若かったせいもありそうですけど…ボソッ)。
いちいち絵や文章にしないと表現できないのは、やはり力量不足ではないでしょうか?

板違いですが、Nと似たような境遇、前線で戦わされる艦隊での人間ドラマで
傑作といえばやはり、「女王陛下のユリシーズ号」でしょうかね。
せめてこれの半分でも書けていたら、名作と呼び得るのでしょうが…
そんな人はゲームのライターなんかしないですよね…
560しかし、こんなこと書いても、:01/09/18 09:36 ID:6aBxdIuM
もう愚痴にしか見えないかもしれませんね…
私としては、昔は昔で切り替えたつもりです。
「見せる」ゲームでも良いものはいっぱいあります。
もはや、シュヴァがそこに入ることを遠くから祈るのみです。

フゥ、
シュヴァに思ってること、全部書いてしまってすっきりしました…
もう、言い遺すことはありません。
読んでくれた方、ありがとう、おわかれです。

サヨウナラ...