エロSSあぷして下さい

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  「ふぅ・・・」

君子はため息に似た声を洩らした。
右手を厚手のショートパンツの股間に宛がい、その奥の
「敏感なところ」を押し付けると産まれる痺れに、君子は
「いけないこと」と知りつつ抵抗できなかった。

自室の学習机の上に左腕を乗せ、顔を伏せ口を押し付ける。
思わずこぼれる甘い吐息が、一緒に住む兄に聞かれたくないためだ。

今は両親は引っ越し先である。
君子は兄とふたりきりの生活をしている。「こんなこと」を
しているなんて、お兄ちゃんに知られたら・・・と思うだけで
顔が熱くなる程恥ずかしいのに「えっちなきもち」になってしまう。

『こうゆうことする女の子、お兄ちゃんどう思うのかな・・』

机の上には、予習ノートがやりかけで止まっていた。
   「ん・・・ んぅ・・・ 」
君子は右手の指を、ゆっくりと上下に動かし、
ショートパンツの上から自らの弱点を責めたてる。
白い靴下を履いた可愛らしい細い足が、机の下でイヤイヤを
するように、ゆるやかにくねった。

しばらくその手淫に浸る君子。呼吸が乱れ始める。
ガマンができなくなったのか、一旦手を止めショートパンツを
脱ぎ、座りながら膝まで下ろしていく。
清潔感のある白い下着が露になり、薄い綿の布にうっすらと
浮かんでいる「一本線」に指を滑らせると、ひくん と全身を
震わせる。
君子は顔をあげ上体を反らし、椅子の背もたれに体重を預けた。
軽くにぎった左手を口にあてて、声を押し殺す。
下着越しから秘部をいじり、その快楽に目を細め、瞳を潤ませる。
「・・んぅ・んふぅ・・はぁはぁ・あくっ・・・んんぅ・・」
息が荒くなり、口から自分の意志と反対にあられもない悩ましい
声が洩れてしまう。

君子は、薄桃色の舌で唇をなめ濡らし、軽く噛んだ。
  「お兄ちゃんっ・・あふっ・・・んんっあっ・・はぁ・・」

君子はベッドに仰向けになって悶えていた。
脱ぎかけの下着が、左足首に絡まっている。
右手は常に動き、いやらしい唇から溢れるぬめりを陰核に
塗りつけて、そのたび、クチュクチュと卑猥な音を部屋中に
響かせていた。
左手はセーターとブラを一緒にたくしあげ、控えめで可憐な胸を
外気に晒してしまう。そして、その柔肉を手のひらで包み
乳房全体を揉みほぐす。おもわず甘い刺激に顔が歪む。
もっと強い刺激を求め、右手をもう片方の胸を掴んだ。
愛液で濡れた指を敏感な先端に擦りつけ、夢中になった。

君子は、想う。この手がお兄ちゃんの手なら・・・
背筋がゾクゾクッとなり、一際高い喘ぎ声をあげる。
  「いいよ・・お兄ちゃんっ! いっぱいしてっ いっぱい・・
   いっぱい いじって! いっぱい えっちしてっ!!」
懸命に秘部を擦り、細くくびれた腰をくねらせ、
荒々しい息づかいは、絶頂が近いことを表している。
  「あっあっあっんふっあっ!あっ!あっ!」
速く速く執拗にクリトリスを擦りあげる! びくんっ!!
  「ああっ!! ・・・〜〜〜〜〜〜〜ッ!!」
一瞬、息を止め全身を強ばらせ緊張させる。
そしてゆっくりと筋肉を弛緩させ、ぐったりと横たわった。

君子は、恍惚とした表情で絶頂感に浸りながら、
兄を妄想で汚した自分を責めていた。