ふっふっフ・・・・。
じゃあ、やつが来るまでコイツをかわいがってやろうか・・・・。
丁度ここにはいろいろと「道具」も揃っている。
「さて」
「何?わたしをどうするつもりなの??」
「うるせえっった!!!勝手に喋るんじゃネェ!!!」
「痛っ!!!」
「フフフフ・・・さてと」
「もうすぐおまえの娘が来る・・・・」
「え!??沙希が?」
バシッィィィン!!!
「勝手に喋るなっていったろぉぉお!!!ち、気絶しやがったか・・・。
まあいい、丁度静かになったな・・・。
フン!!どうせ学校にこんな時間に来るやつなんていないしな・・・・。
しばらく楽しませてもらうか。俺がここにいるのも誰も知らんわけだしな
フフ」
「都合よく明日からこの学校は1週間ほど休みらしいじゃないか、ククク。
ふふふ、それに加えてこんな教室に近づくやつなんていないだろうしな・・・。
おいおい、怖がるんじゃネェよ。別にどうしようってわけじゃない。一緒に楽しもうってわけだ、へへ。
いいか、俺はいわゆる『ロリコン』じゃあねぇ。『オバコン』だ。
『ロリコン』には人権はネェが、『オバコン』には人権がある!!!
ダンナとも病院から出てからまたご無沙汰なんだろ?じっくり致しましょう、だぜ。」
「・・・・・・・・・」
・・・・・・・滅多なことでは助けも呼べない虹野瞳!!!
しかも1週間、フツーの助けは期待できそうにもない!
電話ではああいっているが実はこの誘拐犯は単独犯だ。
虹野を一人で来させるために嘘をついたのだッ!!
さて、一体誰が2人を救えるのか?
「ふう・・・・、今日も仕事は終わりか・・・・」
「きょうのかんじゃたん、いいかねづるだったわのさ」
「馬鹿っ、おまえかねづるなんて言葉どこで覚えたんだ」
「ピノコ19たいなのよ、せんせいあいしてんのよ」
「あーわかった、わかった。でも確かに今日の患者、古式とかいったけ?
盲腸だけで5000万なんて狂ってるな。全く。」
「もうちょうのしゅじゅつなんてせんせいもおちたのね」
「フン・・・・・。不景気が全て悪いんだ・・・。ふぅ、腹が減ったな・・・。あそこでなんか食ってくか」
「どうせせんせいはカレーわのよ。ピノコはおこたまらんちにしよー」
「こんなじかんにランチか・・・・。
と入ったのはきらめき高校にさほど遠くない深夜営業もしているファミレスだった。
いいか、俺はいわゆる『ロリコン』じゃあねぇ。『オバコン』だ。
『ロリコン』には人権はネェが、『オバコン』には人権がある!!!
ダンナとも病院から出てからまたご無沙汰なんだろ?じっくり致しましょう、だぜ。」
「・・・・・・・・・」
・・・・・どうしよう。この人わたしが気絶したと思い込んでるわ。
何とかしなくちゃ。この人、もうすぐ沙希が来るって言ってたわね。
この男が何をしたいのかはなんとなくわかるわ・・・・。なんて恐ろしい人!!
誰か、助けに来てくれないかしら?いや、無理ね。このことを知っているのは多分わたしと沙希、それにこの男だけですもの。
何とかしなくちゃ。とりあえずこのまま気絶した振りした方がいいわね。
起きたら・・・・ゾッとしないわね!!!
そうよ、そうだわ・・・・・しばらくはこのまま様子を見ましょう。
ふん・・・・。少し疲れたな。
昨日(といってもほんの数時間前だが)の夜、この女を騙しおびき出し、
学校前で捕まえてここまで運んできたが、少し休みたいところだ・・・。
だが、もうすぐやつが来る。それから休んでも遅くはあるまい・・・。なんせ時間はたっぷりあるんだ。
時間をかけてムチャクチャにしてやる・・・。親子を代わる代わる、フフフ。
でもどうしようもないわ・・・様子を見るっていったって・・・・。どうしましょう・・。
それにしても痛いわ、じんじん痛むわ・・・・。くぅ、この男とんでもないわ!
さっき「道具」って言ったわ!!そういう趣味のひとなのっ!?こ、怖いわ・・・。
それにちょっとおかしいわ、この人っ情緒不安定よっ!!!人の話を聞こうとしないし・・・・。
やっぱり私じゃどうにもならないわ!