量子力学における「観測者」とは?

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119101匹にゃんちゃん
>>107
何を言ってる?
シュレーディンガーの猫には内側の観測者はいないぜ?
>>108
悪い悪い、俺が悪かった。言いなおすよ。
観測前のケットが純粋状態で、観測後のケットを統計集団として見るとき、混合状態
という。これでいいか?

しかし、やはりお前は判ってない(笑
観測によって状態ベクトルが変わったケットは、純粋状態にないんだよ。
もう一遍引用するから↓を読み直せ。

観測前の状態ベクトルはヒルベルト空間の一つのベクトルとして表され、
純粋状態にあるといいます。観測後の状態もヒルベルト空間の一つのベ
クトルとして表されますが、一般に、観測前の状態ベクトルとは異なっ
た方向を向いています。また、観測前の状態ベクトルが、観測によって
どの方向を向くようになるかは確率的にしかわかりません。この観測後
の異なった方向を向いた状態ベクトルの集まりを統計集団として考える
とき、観測対象が混合状態にあるといいます。(ある時刻における観測
対象の状態が、混合状態という一つの状態になっているという意味では
ありません。)物理量の期待値を計算するのに密度行列を用いますが、
これによって純粋状態と混合状態を区別することが出来ます。
120101匹にゃんちゃん:2001/08/22(水) 00:08
 粒子が一つある場合を考えてみましょう.古典力学によれば,
状態は「位置」と「運動量」を指定することによって決定されます.
しかもそのような状態では,どんな測定も決まった値をとることが
わかります.つまり,同じ状態で,同じ測定を何度やっても常に同
じ値が出ます.
ところが,量子力学によると,位置と運動量を同時に指定することは
できません(Heisenbergの不確定性原理).位置を完全に指定してし
まうと,運動量に関する測定結果は毎回ばらばらになってしまい,
また逆に運動量を完全に指定してしまうと,位置に関する測定結果は
やはり確率的にばらばらになってしまいます.しかし,運動量の決ま
った状態とは純粋状態であり,位置の決まった状態の確率的な混合で
はありません.これは位置の決まった状態の「重ね合わせ」と呼ばれ
る状態なのです.このように,量子論では状態の「重ね合わせ」とい
う古典論にはない概念があります(重ね合わせの原理).

もう一つ引用だ。判るか?「重ね合わせ」の状態が純粋状態なんだよ。
つまり、まだ猫の箱を開いていない状態だ。
波束が収束したら、もう純粋状態ではあり得ないんだよ(笑