一向が宿で寝静まると、ユウナはティーダの部屋を訪れた。
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ユウナ「ユウナ、入ります…」
ティーダ「ユウナ?こんな夜中に何の用っすか…?」
ユウナ「あのさ・・・奉仕お願いしていいかな?」
ティーダ「な、何の奉仕っすか?」
ユウナは顔を赤く染めながらも、真っすぐティーダを見つめて言った。
ユウナ「性の…奉仕…」
ティーダ「性の!?まさかガードの任務っすか?冗談きついよ」
ユウナ「そうだよ…公には言われてないけど、気に入ったガードに奉仕してもらえるって、
召喚士になる前に教えてもらった。召喚士の権利なんだって…」
ティーダ「本当っすか?ワッカもルールーも、みんな知ってて隠してたのか?」
ユウナ「エボンでは周知の事実だけど、口にだしたくないみたい…」
ティーダは突然のことに動揺していた。ユウナのことを好きだったがこんな形で来るとは思っていなかった。
ユウナ「いい…よね?今から、お願いします……」
ティーダ「ま、待ってくれよ。そんな事、突然言われたって準備ができてないよ」
ユウナ「ダメなの…?今まで、あんなに頑張ってガードしてくれて、旅を続けてきたのに、
今になってやめちゃうの…?これもガードの役目なんだよ?」
ティーダ「そう言われたって…旅を続けることと、これとはわけが違うっす」
ユウナ「キミがガードになってくれて、本当に良かったと思ってたのに…。お願いしたときは、笑って引き受けてくれたのに、
今になって断られるなんて……。こんなはずじゃ、なかったのにな」
ユウナは目に涙を浮かべ、うつむきながら喋っていた。
ティーダ「(俺が泣かせてしまったのか?ユウナのこと好きだったけど、こんなに積極的だなんて知らなかった。
あんなこと言っちゃったけど、驚いてただけなんだ。こんなに早く、それも向こうから来るなんて。
でも、正直嬉しかった。ユウナも俺のこと好きってことじゃないか。そうだよ、これはチャンスだよ)」
ティーダ「分かったっす。どんなことでも、ガードの役目、ずっと続けるよ」
ユウナ「本当…?今から……やってくれる?」
ティーダ「うん。どんなことでもやるっす」
ユウナ「それじゃあ、私が……」
続く・・・かも。