『やればできるさ』　　

率直に申させていただくと、我々の在り様、言動から起こった衝突について
度合いにもよりますが、私達がこの姿で直接あれこれと言及したり、介入するのはどうか？！……と思われます。
勿論、我々でなければ意味をなさぬ言葉、という場合も往々にしてあることも存じておりますが。
……いえ、ここはある意味楽屋裏のようなものですので、ここでの論議を気にかけることはありますまい。

批判にせよ、賛辞にせよ、立場を超え全てに於いて自由な発言は名無しだけのもの。
我々は、彼らの期待に応えられるよう邁進するのみ……！　私はそう考えているのです。
言葉にしなければ伝わらないこともある。察することの出来ぬ者もいるかもしれない。
だが、これまでも多くの場合は、我々が口を開くよりも早く、
既に発せられた名無しの発言の中、または放置そのものに答えが在ったではありませんか。
勿論、今のランベリー城の陛下と侯爵のやり取りのように、求められれば手を差し伸べるべきでしょう。
かのような助け合い、助言はさすが我が陛下！……美しく思います。
ですが、結局は当人が「（名を）持たざる者」の言に耳を傾け、それを今後に活かせるか。
そしてたとえ悪人といえど、口を開く前に今一度周囲を慮る。全てはそれにかかっているのではないでしょうか。
ひと時の反省では何も変わらない……これらは誰しにも、もちろん私にも言えることだが。
言われる前に学べぬ者、同じ過ちを繰り返す者は戦場で早氏にする。そればかりか自軍までも窮地に陥れるやもしれぬ！

〜中略〜

……常に静観することが正しいと申し上げているのではありません。しかし、その逆が常に良い結果を生むとは限らない。
御存知の通り、私は堅物ゆえこのような言い方しか出来ませぬが、これが私の考えです。
融通の利かぬ一徹女と罵りたくば……。　……甘んじて受けよう。
ただ、私とてこのスレッドのタイトルと同じ気持ち、即ち、『やればできるさ』であることはご理解いただきたいッ！

……ハッ！

も、申し訳ありませんッ！　調子に乗って饒舌が過ぎました。
後、半刻程は語りたき内容があるのですが……ここまでに致します。
一介の騎士に過ぎぬ私が主君たる御方に物申すなど……
（特に陛下にだけ申し上げたものではありませんが……）
如何なる処罰も覚悟しております……ッ！