スカルミリョーネだが質問は受け付けない2

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218名無しさん@LV2001
335 名前:オルテガ戦記0投稿日:2001/04/01(日) 08:09
俺の名はオルテガ。何?オルテガ様は、そんな海パン一丁で覆面をかぶった男じゃないだと?どうせお前達の知っているオルテガってのは、旅人の服みたいな物を着ている髭の立派な男の事だろ?
ハァ?(゚Д゚)これだから歴史を知らない厨房は困るぜ。あの肖像画はなぁ、うちの坊主の子孫がどっかの王に成り上がった時にだな、「栄えある我が一族の始祖が、殺人鬼だのエリミネーターと同等の、乳首むき出しの変質者だったなぞ知れたら、さぞいい笑い物よ・・・」とか抜かして、勝手に“アレフガルドの歴史SFC版”とかいう新しい歴史書をこさえやがって現在に至る訳よ。
嘘の教科書で学んでいたんから、俺の素顔を知らないのはまぁ当然だな。私のオルテガ様を汚さないで!!とか叫んでいる同人女、あんまいつまでも夢見てんじゃねぇぞ、ゴルァ!!
ついでにあいつは俺の肖像画だけでなく、他にも色々と歴史書を改竄しやがったんだ。ここで出会ったのも何かの縁だ。せっかくだから、俺が正しい歴史というものをここに記していってやろう。
219名無しさん@LV2001:2001/04/03(火) 02:38
336 名前:オルテガ戦記1投稿日:2001/04/01(日) 08:13
俺の名はオルテガ。見たこともない魔物との激闘の末、ネクロゴンド火山の火口へと転落してしまうが、ベホマ、ベホマ、ベホマァ!と叫び続けたお陰でまったくの無傷である。
それにしても火口へ落ちたというのにまったく熱くない。それどころか、火口の中なのに家まで建っている。
さすがの俺も、さっきの魔物との激しい死闘と、ベホマ連発で少し休みたいところだったので家に入ることにした。
家の中にはオッサンと子供が一人いるだけで、「ヒィィ!表の船は好きに使っていいですから、命だけはお助けを〜」
と、こちらは何もしていないのに命乞いを始めた。
まあ折角使わせてくれるという事なので、俺はありがたく使わせてもらう事にする。
あと家の中のタンスにラックの種が隠してある気配がしたが、俺は勇者だ。
宝箱以外から取るようなまねはしない。断って置くが、取れないのではない。別に取ろうと思えば取れなるのだ。
だが俺は勇者だ、宝箱以外に手を出すほど落ちぶれてはいない。
怯える親子を背に、俺は船に乗り込んだ。しかし、アリアハンを出てから、今の今まで海の移動は泳いで行ったため、船など操縦した事はない。
途方に暮れても仕方がないので、今まで通り一番近い陸地まで泳いでいく事にする。
現在仲間0人
220名無しさん@LV2001:2001/04/03(火) 02:39
351 名前:オルテガ戦記3投稿日:2001/04/02(月) 15:48
なんということだッ!火山に落ちたときの衝撃でわたしの財布がなくなっていた・・・
陸地まで泳ぎ切った後、私はそれに気づいた。ついでにあの親子に町への道を聞く事
も忘れていた事に気づいた。
仕方がないのでモンスターを狩って稼ぎつつ、南の方角へと進むことにした。
それにしてもモンスターが強い。いままで見たこともないような敵でいっぱいだ。
まぁ、この俺にかかれば大したことではないが、さすがに得意のバギクロスを打つの
もかなり辛くなってきた。そんな時、砂漠の中に町並みを発見した。とりあえず
あそこで宿を取ろう。
どうやらこの町の名前はドムドーラというらしい。聞いたこともない名前である。
ついでに宿代も100ゴールドと、サマンオサの80Gを超える、
聞いたこともない、ぼったくりな値段である。
むかついたので何か店の備品をパクってやろうかと思ったが、取れるような物が
何もない・・・一層、むかついてくるものだ。あまりにもむかついたので、
俺が世界を救った暁に出版する自伝には、廃業せざるを得なくなるくらいまで
ボロックソに書いてやろうと決意する。
現在仲間0人
221名無しさん@LV2001:2001/04/03(火) 02:40
352 名前:オルテガ戦記4投稿日:2001/04/02(月) 15:50
宿屋で一晩休み、町中で情報収集を始める。すると次々に衝撃的な事実が明らかとなる。
なんでも魔王バラモスは、魔王ゾーマの部下の一人に過ぎないらしい。
他にも、大魔王ゾーマを倒さない限り朝がこない事や、この大陸の名は
アレフガルドと言う事、伝説の武器の材料となるオリハルコンの事などだ。
それと、さすがに大魔王が直接支配する世界のモンスターと戦っているだけあって
武器や防具の品揃えはなかなかの物だった。財布を無くしてしまったことが悔やまれる。
あまりに悔しかったので、武器屋の後ろの立派な樫の木に
“オルテガ参上!”と刻んできた。
勇者様のサインがタダで貰えるとは、なんと幸運な武器屋だろうか。
そのうち記念に立派な鎧でも埋めるといいだろう。ガッハッハ
次に、牧場の中から光る物を感じたので、牧場に駆け込み、茂みを調べてみると
やけにキンキラした固まりを発見する。宝箱の物以外興味がないと言ったが、
今は非常事態である。これを売ってゴールドに変えようとした所、
これはうちでは買い取れませんと言われる。無駄な労力と、
ハァ?(゚Д゚)なんでこんなのウチに持ってくんの?という店員の態度に
またまたむかついてきたので、その塊を思いっきり牧場の馬に投げつけ
その馬は大暴れ。牧場内は大混乱だ。
こんな町滅びてしまえ。
俺は混乱するドムドーラを背に、この町から南に下って、
東にあるというメルキドの町を目指し旅立っていった。
現在仲間0人