俺の名はガストラ、帝国再建のため身を粉にしている。
さて狂信者達のバカっぷりを尻目にわたし達はいよいよ塔に登り出した。
途中100000ギルで情報を売る男がいた、どうしても情報が知りたかった
ので100000ギル払ったのはいいが全部1ギル硬貨で払ったので
そいつはペチャンコになってしまった。皇帝になったら硬貨の種類を増やさねば
と民主的なことを考えていたらモンスターがでてきた。よしレオ、バカのひとつ
覚えのショックをかましてやれ!…ショックがうてないでありますぅ。
ただのバカだったか。じゃあカイエン時間がかかりまくっていつも役にたたない
くせに兵士を騙って女にラブレターを書いてるカイエン、必殺剣だ!
…おかしいでござる、必殺剣できないでござる。おかしいのはおまえの喋り方
と髪型だよと言ってやりたいがちょっと非常事態である。おいここがアサシン
の見せ場だぞとシャドウに発破をかけたがもうすでに死んでいた。この役立たず
め。どうやらここは魔法しか選択できないようだ。わたしの独壇場のようだ。
メルトン、ファイガ、ポイズン…メルトン、ファイガ、ポイズン…
しかし高い、もう15階分は上ったがまだ頂上は遠そうだ。一体どうやって1年
でこんな塔をたてたんだろう。やっぱり三闘神の力は凄いなあ。
わたしも三闘神の力を手に入れたら「ガストラ・タワー」を建ててもらおう。
しかしいよいよMPがやばくなってきたのでわたしは一計を試みた、
「おい魔法レベル60!俺は皇帝だ。もし仲間になったらセリスたんと
イイことできるぜ」と誘うと「体の一部がバーサクバーサク!!!」と
実に心強い返事で協力を約束してくれた。
仲間になったはいいが使う魔法がトルネドやクエイクと、全く人のこと
を考えていないのでちょっと困りものだ。
もうバカアサシンとなんちゃって侍野郎とは別れようかなと思いつつ、
わたし達は最上階を目指した。
さて頂上も見え始めたので魔法レベル60に「ハイご苦労さんもういいよ」
と言うと「セリスたんとイイことさせてくれる約束は??」ととんでもない
ことを言ってきたので「ハァ?何わけわからんこと言ってんだゴルァ、大声で
嘘言ってんじゃねえこのヘタレ野郎が」と喝をいれてやったら、逆ギレし
て襲いかかってきた。1匹や2匹では苦にならないのでメルトンであっさり
極楽へいかせてあげた、きじも鳴かずば撃たれまいに…。
そんなこんなでようやく頂上につくことができた。おや、あれはセリス一行
じゃないか、先を越されたか??おやおやアルテマでやられたようだ。
フフフ、ここのボスがアルテマを撃ってくることはすでに調査済みなのだ。
しかし魔法レベル60なくしてどうやって戦うのでありますか、とレオが
聞いてきた。わたしは天才なのでそれも研究済みなのだ。そう伝説の技
「バニシュ+デス」である。実はこないだセリス達が使ってるのを見たの
だ、ファファファ。早速勇猛果敢にマジックマスターに挑む。
まずリレイズを唱える、勿論わたしだけ。準備万端である。
バニシュ+デ…あれ??バニシュが…
まあいい、わたしは天才なのでそんなセコ技使わなくてもこんな雑魚は
倒せるのだ。バリアチェンジにキレながらもなんとか倒すことが出来た。
さあドキドキの瞬間である、おいレオどうだ、今の気分は?
シャドウお前は当分行き返らせないからな。カイエン、お前ちょっとは
役にたてよ。アルテマ炸裂!!…。見事わたしだけが生き返ることができた。
ファファファ!わたしの前に敵はないのだ!!ファファファ…
そういえば一体なんの為に上ったんだろう、宝箱はセリス達が持っていったし…
わたしは何か釈然のしないまま塔をおりることにした。
おっとモンスターだ。
魔法レベル70魔法レベル50魔法レベル…60
わたしはこいつらに、特に魔法レベル60のなぜか親の仇をとるような
猛攻にあって全滅してしまった。チクショウ。もう寝る。
現在の仲間 魔法も覚えられないばか3人と和む1匹