男はガーネットの首めがけて剣を振り下ろした、ガーネットは短剣でそれを受ける…!
静寂の森に澄み渡った金属音が響いた
剣がかち合い、ガーネットは最後の力で
剣を叩き落とした。しかし、強烈なめまいがガーネットを襲う…そのすきをついて、
男の一撃が胸部におさまる、
「ぐ…!」
損傷激しいガーネットの体にはその拳の一撃で十分だった。吐血し…
ゆっくりと崩れ落ちる…
うつぶせに倒れこんだガーネットを男は蹴り上げてあお向けにさせた。
落ちた剣を拾い上げ、喉元と心臓どちらかを選ぶように剣先を向けた、
「待てよ…その前に…」
胸元にあてられた剣が…ガーネットのシャツを切り裂いた。
あらわになる白い肌と豊かな胸…
「貴様などに……!」
ガーネットはとっさに剣先をつかみ胸にひきよせようとするが、いまの握力ではそれも叶わない…
ぶるぶると剣がぶれ手のひらに血がにじむばかりだった。
「生き恥かかされる前に自ら死のうってか…そうは問屋がおろさねーよ」
「ほら、お前も手伝え…」
もう一人の若い男が剣からガーネットの手のひらを引き剥がし両腕を押さえた、
ガーネットの肩紐を切ると、剣をガーネットの届かぬ場所に放り、
衣服を引きずりおとし、下半身をあらわにする…
足をひろげさせられ、ものを押し当てられるがガーネットには
もう抵抗する力もない…抗うほどに痛みが増す…無抵抗に「それの」侵入を許すことになった…
内側から突き上げる痛みが傷口を刺すようにいためつけた…
それでも男たちの責めはやむことはない、男はにやりと笑い、言った。
「ちったあ反応してくれなきゃつまらねえな…!」
「……」
そして、ごつごつした男の指がもうひとつの場所に侵入し…
「いゃぁ…!」
今まで張り詰めた糸が切れるようにガーネットが声を上げた
今まで張り詰めた糸が切れるようにガーネットが声を上げた
「ははは…!そうだその反応だよ!」
指をかき乱し、内部からガーネットの自尊心を突き崩した…
とどめのように平手打ちが飛ぶ…
熱い涙が込み上げ、あふれた、押さえられた両腕が緩んだと思ったが、、
その目元に何かがあてられる…もう一人の男のモノ。腕で男の体を押し返そうとするも、
しびれた腕では何にもならない、あわれな抵抗で男を興奮させるばかりだった。
男の手がガーネットのまぶたをこじ開け、肉棒をあてがい、
ガーネットの眼球に先端を滑らせた、精液を放出する
それが目をふさぎ視界をおぼろげにした…
(…だれか…助けて…)
「……ジタン……!」
「くくっ女王様が最後に呼んだ名前が敵国のあの男とは…お笑いだな…
女王様もただの女だったてぇわけだ!」
いったん、指をぬき…両足を抱え激しく前後運動を繰り返した、
もやのかかったガーネットの視界の中…身を切り裂く苦痛と下卑た男の声だけが響く…
男は絶頂を迎えびくびくと痙攣する。
「あのガーネット「様」をヤるたぁ、最高の気分だぜ、こうなったらさしもの女王「様」もかたなしだな…」
ぬるり…とものが抜かれる…
(終わった…)そう安堵したのもつかのま、もうひとつの入り口に肉棒が添えられた
「まだだ…次はこっちで俺の相手をしてもらおうか」
先ほど出し終えたものがその場所に強引に入り込む、苦痛に顔をゆがめた
男の手はもてあそぶように胸をいじった、その刺激がそのまま折れた肋骨に響いた
「……おねがい……もう…やめて…」
途切れるような声で言う…しかし、やむことはなく…続く…
97 :
Lv1 :2000/09/14(木) 14:54
ふいに手足がしびれ麻痺するように感覚がおぼろげになる…
意識が途絶えそうになり…このままらくになれる…とすら思った。
「……」
その次の瞬間、空を切り裂き鈍い音が…
そして「塊」が腹部に落ちる、その刺激すらも苦痛となったが
ざわざわと毛髪の生えた感触で、それが何か察した。
…そして巨大な塊が倒れこみ、人肌の大量の液体がガーネットに
まとわりつく……
森は静寂にかえった…
「…ジタン…?ジタンなの…」
さきほどの男の精液に苦戦しながら目をうっすらと開けた…
薄れ行く意識の中で見たのは細身の体にブロンドの髪の…懐かしい顔だった…
98 :
Lv1 :2000/09/14(木) 15:14
それを最後にガーネットは意識を失った、
あまりに血を失い過ぎた…長い眠りへと落ちていった。
…どれだけの時間が過ぎたかはわからない、
夢と現実の間を行き来しながらやがて、体の痛みがまさり目を覚ます。
「…痛っ…」
ガーネットは痛む胸部を押さえながら目を開けた。
体は拭かれ、上質とは言えないが、清潔な白いシーツがひかれたベッドの上だった。
傷めた体には包帯が巻かれ、手当てがされている。
「…目を醒まされましたか?」
一人の男が声をかえた。
「ここは…」
「粗末なところですいません…無人の山小屋があったのでかりました」
ジタンに似た声だが…口調がずいぶん違う…アレクサンドリア兵の鎧…
いつかの近衛兵だった。
99 :
Lv1 :2000/09/14(木) 16:13
「そなたが助けてくれたのか…」
「…そうですね…」
「…ありがとう」
「女王…昔の夢をみていたんですね」
「…どうして?」
「ベットで寝てる間ずっと…寝言を言ってましたよ。」
「……ガーネット…」
近衛兵は急に枕元に顔を近づけ…
唇を併せ…舌を割り入れる…
痛む身体にはあまりに唐突な行為だった。ガーネットは手で男の顔を離そうとするも…
やめることなく、舌先がからみついた。
「ん…」
ようやく離れた…情熱的といえばきこえはいいが…
(…ちょっと…待って)
傷こそ避けてはいるが、近衛兵の指先がガーネットの身体をつたう
局所へと手が伸びる…
「そこは…まだ…いたい…」
ガーネットがそういって押し返そうとするが、近衛兵は馬乗りになり、
堅くなったものをガーネットの身体にあてた。
そして肉棒は首筋を伝いガーネットの目のうえを何度も突いた…
ざわざわと鳥肌がたった。
(この男…なにか…おかしい…)
その性癖にも身に覚えがある…
「やめてっ…離しなさい!」
ガーネットはそう叫ぶが、近衛兵は力を緩めることはない。
手を振り払いベットから転げるように男の手を逃れる…
痛みをこらえて…果物ナイフを手に取った…
冷静に思い出せるようになり
疑問に「答え」が出る…
あのときガーネットの体に落ちたのは切り落とされた男のクビと、その胴体。
…死体はひとつ。
この近衛兵は二人の男を切り捨てガーネットを助けたのではない。
この近衛兵こそがあのとき、二人のうちの一人だ…
「ガーネット女王、そんなものは置いてください」
表情が冷たく凍ばる。衣服を整え…
そして、剣を手に取った…
(さすが…このガーネットに惚れたというだけのことはあるな…)
ガーネットは苦笑を浮かべた。この男は…どこかバランスを崩し壊れている…
前に…会ったときとは違う…
元々かこの戦争故か…ガーネットを思いつづけたせいか…
意識を手に集中すると…わずかながら手応えがあった。魔力が回復している
生身の兵を相手にするなら…十分だ。
シヴァ…! 氷の破片が降り注いだ…