「今宵11時、私の部屋に来なさい」
廊下ですれ違いざまにささやかれた「ガーネット女王」の言葉…
聞き間違いではないかと耳を疑った、
近衛兵は宿舎で一人剣を振っていた。押さえきれぬ興奮を収めるかのように…、
声をかけられた理由はなんとなくわかる、
入隊直後からある男に似ていると周囲にかわかわれた。
かつて愛した男の身代わりか…それでも構わない、あのガーネット様に触れられるなら…
…人は正しいものに惹かれるとは限らない、その魔性の美しさだけでなく
女王の気高さや、プライドの高さ、張り詰めたぎりぎりの危うさが、
この近衛兵の心を惹きつけた。不相応の相手と知りつつも、
毎夜、ガーネット女王のことを思うだけで胸が張りさけんばかりだった、
それが今夜その願いがかなおうとしている…
しかし、ジタンの代理でボコられるとか、魔術の実験代にされるなら…
そのときは…、走って逃げよう…いや無理か…
11時・ガーネットの寝室…近衛兵はとめようもない期待感と不安を抱えてドアを開けた。
薄いローブ1枚まとった姿でガーネット女王がいた、、もしかすると後者の不安は
不要かもしれない。
ガーネット女王は値踏みするかのように、近衛兵の頬に手をあて、その顔を眺めた。
「そなたの名前は?」
「ケイン・トライバル」
「ふふふ…名前まで似ておるか…」
頬を引き寄せ、ガーネットの熟れた唇が触れゆっくりとはむと、静かにはなれ、
首筋を伝った…ガーネットの左手は流れるように近衛兵の鎧と衣服をはいでゆく…
ガーネットの色気と威圧感に気圧されして身じろぎひとつできなかった。
「…私が怖いか?」
射抜くような瞳でガーネットは、近衛兵の瞳の奥を探った…
「そのようなことはありません…けして…」
「もういい、下がれ…!」
「…じょ、女王陛下…」
「下がれと言っておるだろう!!」
ガーネットは寝室の装飾品を手当たり次第に投げついた、
身構えもせず、払いもせずに近衛兵はそれを受けた。値もつけられないような
陶器が音をたてて割れた。
「出て行けというのがわからぬか…」
そういうと、暗がりの寝室でガーネットの指先が青白く光った。
…何かの攻撃魔法だ…くらえば一たまりもないだろう。ほんの一瞬ガーネットに
触れる夢を見て、怒りをかいガーネットの手で逝くか。それも…悪くない、
一歩、後ろに下がる。コツっ…割れた破片が足にふれる…元アレクサンドリアの国宝の器だ…
かつては宝石のごとく輝いた深緑の陶器のかけら…その破片に目前のガーネットを重ねた…
「ガーネット女王陛下…違います、あなたを恐れたのではありません。」
近衛兵の体の震えがとまった。
静かに足をすすめると、そっと…包むようにガーネットを抱きしめた。
もし少しでも…荒れた心を癒すことができるなら…
「な、何を…」
近衛兵の指先が漆黒の黒髪をからめた。指の間を心地よくさらさらと流れた。
「女王陛下…お美しい…ずっとこうしたかった」
「世辞はいらぬ…」
「いえ、本気です、先ほどは失礼しました、女王に恥じをかかせる気はなかった、
恋焦がれた女性を前に震えたおろかな男と思ってください。」
「……」
おお、見捨てられたと思っていたこのスレに久々の投稿が!
感謝。(でもやっぱsageなのね。ま、今のこの板の状況じゃ…)
近衛兵は唇を重ね、手は
壊れ物に触れるかのように、やさしく、ガーネットの肌をなでる
背中…胸…気が遠くなるような時間をかけてやがてガーネットの心に静かにふれた、
触れた箇所があたたかい…
「…ぁ…」
吐息がもれる、
それを確認するように、指先が静かにガーネットの秘部へとおりてゆく、
経験の少ない男のつたない手つきの愛撫、それがガーネットをじらし燃え上がらせた。
「あれ」がほしい…!しかしプライドがそれを口にだすのをこばんだ、
そのとき、近衛兵はようやくズボンの紐に手をかけ、
十分に堅くなったものがあらわにする、ガーネットは憂いたひとみでそれを見つめた、
しかし、期待を裏切りガーネットの入り口に入ることはなく、下腹部の上にあてられた。
「…?」
近衛兵は肉棒に手をそえて、ガーネットの下腹部からへそをつたい、
谷間へと滑らせた、亀頭の先で片方の胸を何度も突いた、
豊かに膨らみながらも軽やかに弾力ある、その感触を飽きることなく味わった、
やがて、肉棒のさきは首筋を伝い、唇、頬やまぶたに触れた、
ガーネットの柔肌が尿道の入り口をさわさわと刺激し、熱くたぎり
体中の神経や血液がその先端に集まるかのようだった、
そして透明な液体がわずかにあふれでるのだ
「…いやっ…!」
顔にものをあてられるなど女王ガーネットには始めての体験である、
かつての恋人、ジタンにもされたことはない、
生々しい形をした特殊な臭いのするもの、きのせいか先端がしっとりと湿る
目をぎゅっと閉じ、身を堅くする…
しかし…肌を突かれるたびにガーネット自身の秘部もじわじわと熱くなった…
「う…」
今は内側から責めりくる快感の波に耐え、身をこわばらせた。
70 :
名無しさん :2000/09/12(火) 15:31
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「女王陛下…!」
近衛兵のその言葉に、ガーネットはやわらかな表情をみせて、答えた。
「今は…ガーネットと呼んで…」
「ガーネット…」
その名を呼び、再び唇を重ねた、
アレクサンドリア女王を呼び捨てにする、その感触は
おそれおおい、という感情とともに少々こそばゆく、近衛兵の顔をゆるませた。
今腕の中にいる女がたまらなくかわいい、
ゆっくりと…それを割れ目に埋もれさせて行く…
待ちきれなくなったガーネットは腰を動かし、それを求めるのだが、
近衛兵はそれを許さない、体を押さえそっと、少しずつ…入れていくのだ
「…お願い…ほしいの…」
身をよじり…ガーネットはしばし、
その立場から解き放たれたかのように一人の女の顔を見せた