>>302-306の続き
また・・深夜アレクサンドリア城
(会いたい…早く来て…)ガーネットの寝室。
待つ…それだけの事で身体がほてった、せめて時間を決めておけばよかったと思う。
そのとき、ようやくドアをノックする音が響いた…。
「ケイン…!」
待ちかねたように名前を呼んだ。
「女王陛下、今朝の御詫びです。」
近衛兵は手に持ったケーキの箱を軽く持ち上げて見せる。
「ワンホールも…?」
そう言って、笑って受け取った、…二人で食べるには多過ぎる量だ。
ガーネットはカップを手に取った。
「あ、俺します。」
「紅茶くらい入れれるわよ。」
コポコポ…お茶をそそぐ。
サイドテーブルにケーキを置き、カップを持ってベッドに腰掛けた。
「ガーネット…。」
隣に座り、近衛兵は会話もそこそこにガーネットの背中へと手を伸ばす。
シュッ…背中の紐をとく。
今朝がた着付けを手伝ったドレスだから、脱がせかたはもうわかっている、
手早く胸元をはだけさせた。
「やだっ…まだケーキ食べてるのに…がっつかないで」
そう言いつつも…近衛兵の積極的な行為を嬉しく感じていた。
「ん…」
こぼれそうになった紅茶のカップをベッド横のサイドテーブルに置いた。
カップの行く末を目で追い、ふと…「調度いいもの」が目にとまった。
近衛兵はケーキの生クリームを指先につけて、
ガーネットの乳房の先端を隠すように塗り付ける、
「あ…んっ…くすぐったい…」
火照った体温でわずかに溶けた…。それを口に含んで舐めとっていった。
「ガーネットの胸おいしいです…」
赤ん坊が乳を吸うような唇の動きでたんねんに飲みほしてゆく。
「あっ…」
耐えきれずに声をあげて、近衛兵のうなじに手をまわし、髪をかき上げた。
「…気持ちいいよ………。ふふ、なんかヘンな感じする…ほんとおっぱいあげてるみたい…」
「…ほんとに母乳…出してください、」
「無理言わないで。」
「…1日、ガーネットのことばかり考えてた。」
「私もよ…。」指先を髪にからめた。
近衛兵は飽きることなく、乳房を味わう…
ときおり生クリームを足しながら、ガーネットを心身ともに溶かしていった。
考えてみれば今朝からずっと待ちぼうけを食っている…
「ケイン…ほしいよ…」
「何が欲しい、」
「もう…また言わせるの?」
ガーネットは近衛兵の頭を離させて、逆にケインの胸へ身体を預けた。
そして、胸筋から腹部へ…
ガーネットは腹筋に頬ズリしながら下へと降りていく、ズボンの上からモノに唇をあてた。
「ここがほしいの…」そうつぶやく。
唇を動かし、ゆっくりとモノをはむ。
…堅いそれが、たまらなくいとおしく感じられた。
近衛兵のズボンの紐に手をかけモノを露出させ…ためらわず口に含んだ。
「そういえば…ガーネットにこんなことしてもらうの初めてかな、」
「らって…するひつようがないんだもん、いつも堅くなってたから…」
「らしっ…」言いかけて、少し口を離して言い直す。
「出したくなったら出してね…」
そして、舌を尖らせてものの先端にふれた。
尿道口への刺激に近衛兵の体がびくっと、反応する
「…ケイン…ここ好き?」
指の腹でさわさわとふれる…にじみでてくるものを舌先でなめとってゆく…
口内にまったりとしたカウパー腺液の風味が広がった
視覚、触覚…味覚を通して男の象徴をあじわってゆく、
おいしい…
愛撫をつづけながら、ガーネット自身の体も熱くなっていいく…
喉の奥まで咥え込み、吸い上げて揺り動かした…射精させるための唇の動き。
「ガーネッ…!」
耐えきれないかのように名前を呼ぶ…、
深夜の寝室で、モノを吸い上げる音と近衛兵の荒れた吐息だけが聞こえる、
そして近衛兵の身体がびくっとなり、口内に精液が放出される、喉の奥にからみつく。
ごくん、とガーネットの喉がゆれた。
「飲んだ…?」
「うん…」
ガーネットの表情を覗こうとすると、、
口もとの唾液にひとふさの髪が張りついている、その髪を耳にかけて撫でつけてやる、
「口直し…」
指ですくいとった生クリームをガーネットの唇にねじ込む、
「ん…」
舐め取るだけに空き足らず、男の指を吸い上げる。
「…まだ、呑み足りない?」
そのまま、指で口内をつついた。
ガーネットは問いにたいし、こくん、と頷く。