「抱いて」
「姫さま…今…なんと…?」
「これ以上私に言わせるの?」
その瞳でしっとりとした視線をなげかける、
そしてガーネットはスタイナーの厚い胸板に頬をあて、下半身に手をかけ露出させた、
初めてみる男のモノはあまりにグロテスクであったが、それよりも愛おしさがまさった。
優しく唇を当てる。根元に手を添え、ゆっくりと口の中にいれた。
「ん、んぐっ…」
軽く口ではむだけで、入りきらぬほどに大きくなった。
やむなく、舌先で裏筋を、先端を入念に何度も何度もなめ上げた、
スタイナーはアレクサンドリアへの忠誠心とはうらはらに、
ガーネットの行為をとめることはできない。
ようやく両肩をつかんで引き離すも、まったく逆の目的のためだった。
服に手をかけ、一糸まとわぬ姿ににする。豊かな胸に触れた。
ガーネットは頬を赤らめ、視線のやりばに困りながら胸への愛撫を受けた。
「スタイナーの手、男らしいね」
ひとさし指をモノに見たてて、しっとりした唇でくわえて動かしてみせる。
それはくすぐったく、妙に興奮させた。
その指をガーネットは自分の秘部へと導いた。
「こんなに…」思わず口にでるほど、ぬれてやわらかい。
「ん…スタイナーがじらせるから…」
合意をふくんだ顔で微笑みかけた。
ガーネットをベッドに寝かせ、体位をとる。
先を添えるだけで、ガーネットに熱い痛みが走る、
躊躇するスタイナーの腰にそっと手をまわし、つづきをうながした。
「姫さまっ…!」
先端が埋もれる
「あっ…」
先の部分が入りきったところで、
吐息がもれる、小さな声が情欲を掻き立てた。
もう自制心も聞かない。
奥まで強引に入り込んだ。
ガーネットは太腿が付け根から切り離されたかのように足の感覚をうしなった、
呼吸があえぎ、過呼吸気味となって、手さえしびれた。
確かに感じられる感覚はふるえるゆびで絡めるスタイナーの髪の触感と
体を貫くスタイナーの肉棒だ。熱く激しく体内を突き上げ
ガーネット王女の王女らしさ、を心地良く壊してゆく…
「大きい、、大きいよぅ…」
戸惑い無く、悦びを言葉にする。
「い、痛くはありませんか?」
「大丈夫…いたいけどすごく奥まで入って…気持ちいいの…」
この細い腰のどこにスタイナーの巨根が埋まるのか。
ーーーーふと、過去の思いでが蘇る、
2歳年下の幼馴染の女の子がいた。
先端も入りきらぬうちに、少女は悲鳴を上げて泣きじゃくった。
スタイナーアデルバート16歳の夏である。
それ以来スタイナーのトラウマとなって、愛欲と無縁の生き方となった。
その記憶も、ガーネットの秘部からあふれる温かな体液とともに
溶けていった、
十数年来ためにためた欲求が解き放たれる、
初めての夜には激しすぎるものであったが、
ガーネットは16歳の若さあふれる感度よい体でスタイナーを包み込んだ。
慣れ親しんだ右手の感触とはまた違う感触
ティムポの根元から先端まで隙間なくガーネットの内壁が覆い、ときにやさしく
ときにきつくしめ上げる…
一つの一般的な体位の中でスタイナーは思いつくかぎりの突き方をためした。
そのたびにガーネットは敏感な反応を見せた。強く、やさしく…
ゆっくりとかきまわす動きのなかで、ガーネットはあまく酔うように
恍惚の表情をうかべた。目を閉じているが、
表情豊かに悦びがあわられる。やわらかな刺激をつづけ、
ガーネットが激しいものをほしがったころを見計らって、再び、大きく突き上げる。
言葉をあわさなくても、肌で通じあう
一体となる、とはこういうことか、、
ガーネットの吐息がいっそう小刻みとなって、体をふるわせた。
「い、いや…」
絶頂を前にしたとまどいだった。
「何がいやなのでありますか。」
「ん………もう…だめ」
スタイナーはガーネットの体を押さえ、なおいっそう動きを強めた。
「あ…ん…」
「ん……!」
指先がきつくスタイナーの肩に食い込んだ。
ガーネットの絶頂の痙攣の中でスタイナーはこみ上げるものを解き放った
「スタイナーの…まだひくひくしてる…」
下腹部に手をあて、にこりと微笑む。
「姫様もですぞ」
「やだ…」
仕上げのように、ガーネットに口付けを交わす、
「あ…スタイナー…」
尽きることのない情熱。
やさしいキスのはずが、再び体があつくほてってスタイナーの一部を堅くした。