分譲マンション「コンフォート17」

このエントリーをはてなブックマークに追加
320小説風に
「私?
 私は綾波レイ、それとも、NPR-001Aと名乗るべきかしら。」
と彼女は言った。
「理由は…」
言いかけて口が止まった。
必死に思い出そうとしているが、思い出せない様子だった。
そして、暫く間を置いてからこう言った。
「そう。敢えて言うなら、神様の御導きかしらね。」
321一応、番外編(笑:2001/05/31(木) 20:51
と、そこへ突如ゴキブリが現れた。
それを見た、彼女こと「綾波レイ/NPR-001A」は言った。
「ゴキブリ発見、害虫駆除モードへ移行。」
runariskは呆気に取られていた。更に、追い討ちをかけるかの様に、
その目の前で彼女の右手首が伸び、手が内側にほぼ180度曲がった。
手首の内側が剥き出しになった。何やら、ケーブルや配管の様な物が出ていた。
そこから棒状の物体が伸び、先端部分が左右に展開した。
ハエ叩きだった。
ゴキブリを目で追う彼女。その視線が一点に定まった時、
「目標を捕捉、直ちに殲滅します。」
の声と共に右腕に内蔵されたハエ叩きを一気に振り下ろした。
"バシィィン"と小気味良い音がした。彼女の勝利だった。
runariskは呆然と立ち尽くしていた。