コミックレヴォリューションスレッド04

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野猿解散を悲観した女子高生2人が自殺
 解散した人気グループ「野猿」の熱烈ファンだった女子高生2人が都内のマンションで飛び降り自殺した。15日午前2時半ごろ、東京都港区のマンション前の歩道に倒れているのが発見され、病院に運ばれたが間もなく死亡。2人は福岡県の女子高生で、13日に東京・代々木第1体育館で行われた「野猿」の解散コンサートを見るために上京したとみられる。「野猿が解散するならどうなってもいい」などと解散を悲観するような言葉を友人に漏らしていた。
 警視庁東京水上署によると、15日午前2時30分ごろ、東京都港区海岸のマンション前の歩道に、若い女性2人が倒れているのを同マンション1階の飲食店店員が発見、110番した。2人は病院に運ばれたが1人はまもなく死亡、1人は即死だった。2人は福岡市の市立高校2年生(16)と県立高校2年生(17)と分かった。現場には「死ぬ理由もないけど生きている理由もない」「しいて言えば疲れた」などと書かれたメモがあり、同署は飛び降り自殺とみて調べている。
学校などの話によると2人は、とんねるずの石橋貴明、木梨憲武らが所属する人気グループ「野猿」の熱烈ファン。12日にそれぞれ福岡を飛行機で出発した。1人は「野猿の解散コンサートを見るために東京に行く」と両親に言い残した。友人には「野猿が解散するならどうなってもいい。つまらない」などと話していた。家族は14日になっても帰宅しないことを不審に思ったが、最近変わった様子もなく、同日は高校が振り替え休日だったため「1日様子を見よう」と話していたという。

 2人は異なる学校に通っているが、学校関係者は部活動を通じて知り合ったのではないかと話している。1人はアニメーション部と漫画研究会に所属、野猿をテーマに漫画をかくほどのファンだった。もう1人はイラスト部に所属していた。亡くなった1人が通う県立高校ではこの日、全校集会が行われ、校長が報告すると、同級生からすすり泣きの声が漏れた。同級生の1人は「学校では野猿のことばかり話していた。コンサートもすごく楽しみにしていたのに……」とつぶやくように話した。
現場のマンションは9階建てで非常階段の8階と9階の間の踊り場(地上約20メートル)に、2人のものとみられるリュックサックとカバンが2つずつ並べて置いてあった。荷物の上には封筒があり、中にメモ11枚が入っていた。メモは2人が交互に書いており、最後に署名があった。友人や両親あてに「ありがとう」「お世話になりました」などの言葉も書かれていた。

 ◆野猿(やえん) 1998年(平成10年)4月、フジテレビ「とんねるずのみなさんのおかげでした」で、とんねるずの石橋貴明(39)木梨憲武(39)と番組スタッフで結成された11人組。紅白に2年連続出場し今年2月、解散を発表。4月6日から解散コンサートをスタートし、5月13日まで9公演を行い約18万人を動員。アルバム165万枚(3枚)、シングル311万枚(11枚)、ビデオ10万5000本(3本)を売り上げた。