へぼい本を読むと・10

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いつもハラ捩りながら読ませて頂いています。
最近ネタがあまりでていないようなので、私の手持ちの本の
へぼん判定をお願い致します。小ネタですが…。

ジャンルは素裸団。鼻未知受けです。
婚約者・元不良の、ある中東の王国への出張に同行した
女子高生・鼻未知。王族主催のパーティで、
王弟・船頭に見初められ、ラチカンキーンされます。
パーティではピンクのドレスを着、元不良も「婚約者」と
紹介し、「可憐」という表現も使われておりますので、
お約束の女体化&パラレルかと思ったのですが、違いました。
船頭に初めてイタされるその描写では、鼻未知には
しっかり男性の部分もあるのです。
普通、女性だと思っていた人にそんなものがついていたら
驚きそうなものですが、船頭、それについてなんのコメントも
残していません。
545544:2001/07/13(金) 18:05
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しかも鼻未知の身体は、エロ小説で描写されるところの、
女性の「花芯」なるものもついてます。男女の分化の仕組み
として、これら両方が存在するはずはないと思うのですが…。
しかし「袋」はありません。でも出すものは出します。
なんというミラクルワンダフォーボディでしょうか。

婚約者である元不良の身の安全を盾にとられ、
毎夜のように船頭とイタす鼻未知を、船頭の兄である、
王の巻が今度は見初めます。
ちなみに船頭は、母親である前王の第2夫人が日本人だった
というハーフ設定ですが、巻に至っては生粋のアラブ人という
ことになっているようです。いくら原作で色が黒いから
といっても、これはちょっと気の毒ではないでしょうか。
そして当然のように巻も、鼻未知の身体について
なにもツッコミません(イヤ、別の物はつっこんでますが)。
この国では女性は皆、こういう体なのでしょうか。
546544:2001/07/13(金) 18:06
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その後はお約束の3Pになだれ込み、巻と船頭、二人の
共有物としてこの国に残ることを強要された鼻未知は、
元不良の解放(船頭は鼻未知を手に入れるため、
殺すつもりで牢屋にぶち込んでました)を条件に承諾します。
ラスト。空港で、鼻未知は元不良のために別れを告げ、
鼻未知のお腹にどちらかの子供がいることも判明します。
妊娠ネタまで一丁入りました。
捨て台詞を吐いて立ち去る元不良。見送る鼻未知…。

この作家さんの本は、どの作品も、鼻未知が「姪」「伯爵令嬢」
など女性として扱われているのに、身体の方は、
あまりにも都合の良すぎる部分だけを持った両性具有で、
誰もそれを指摘しない、という点が共通してます。設定へぼん?
私的には、この強烈なまでに偏向した趣向を
追及しつづける作家さんのココロが知りたい…。

読んで頂いてありがとうございました。