「アタゴオル」復活を祝おう!!

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104名無しんぼ@お腹いっぱい
私、昭和53年に発行された、430ページもある…なんていうの、紙のハコの
ようなものに入れられている(厳密に言うとハコじゃないが)「アタゴオルは
猫の森」を未だに持っています。1さんも書いておられるアタゴオルの全身、
ガロで連載してた「ヨネザアド物語」があり、かなり好きです。ガロにふさわしく、
人物や植物、柄などが緻密に描き込まれている割には全体的に白っぽい絵でした。

ヨネザアドで出てくるのはテンプラ・パンツ・ヒデヨシなんだけど、テンプラは
口髭が生えていて非常にオッサン臭く、パンツに至っては何故か名前が「源三郎」。
性格も多少違ってますね。ヒデヨシは変らないけど、テンプラが意外と喧嘩っ早い。
いつものように道を間違うヒデヨシと口論になって、「気にくわねえなあ!」
なんて粗野なものの言い方をしてる(笑)その時にくらべてアタゴオルに変ったら
年齢設定が少し若くなったのですね。オッサンのテンプラも好きだったなあ。

ストーリー的には復活した魔王の部下&魔女軍団とヨネザアドの人々が戦う話なんだけど、
オチがないのもなんか面白い。魔王達が最終的に、ヨネザアドの殲滅から黄金が出る
というギルドマジャングルに矛先を変えちゃうんだけど、ヒデヨシの「俺(ギルドマには
面倒だから)行かねえ」の一言でアタゴオルに戻っちゃうの(笑)すごい肩透かしと
いえばそうなんだけど、なんかそういう「各々、御自由に」の雰囲気が楽しい。

しかし魔女軍団の配下に「犬」のキャラクターが使われてたのには驚いた。最初に
アタゴオルを読んでて、後にヨネザアドを知ったもんだから、「ますむらひろしって
犬も描くのか」って。(^▽^;
105名無しんぼ@お腹いっぱい:2000/12/17(日) 20:56
>104
わたしももっています。「アタゴオルは猫の森」箱版。大人のテンプラって
いい感じですよね。この体裁では「ヒデヨシ印の万華鏡」というのもあり、
こちらはすでに現アタゴオルキャラがそろっていますなあ。
あと、ハードカバーでは絵本タイプの「青猫島コスモス記」もあります。
ここにでてくるテンプラやヒデヨシも70年代風のシブイキャラです。
いうなれば「はっぴいえんど」の音楽みたいな...(すみません年寄りです)
106時王:2000/12/17(日) 21:11
>104、105
私もなんとか入手しました。さらにもう1冊「アタゴオル旅行記」もありますね。
巻末にますむら先生と作家の金井美恵子さんの対談が収録されてます。
さすがに先生、お若い・・・。
107105:2000/12/17(日) 23:48
>109
そうそう、さっき書斎で「アタゴオル旅行記」をみつけて、ああそうだ
これがあったなと...幻想的な作品が多く収録されていますね。
奥付は昭和55年、もう20年もたちますか..