あの頃のように輝け!燕軍団Part34

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ギギィ・・・・バタン。

●松:ただいま・・・・とはいえここはホテル。誰もいるはずないか。
しかし・・・・昨日の五十嵐といい、今日の藤井といい、
経験の不足はこれほどのプレッシャーを呼ぶものなのか。
しかも古田、土橋に次いで守りの要宮本まで故障とは・・・
マジックも消えてしまったし、このままではズルズルやられてしまう。
とはいえ、ウチの選手層では今の状態が目一杯だ。
しかも俺に名案は無い・・・・・クソ、シャワーでも浴びるか。
脱ぎ脱ぎ・・・
若●:あっ、そうだ下着を変えないとな。
ぬぎぬぎ・・・
これで二日連続で下着を交換することになったか。
ヌギヌギ・・・
それにしても●子(妻)のやつめ、
鞄にキッチリ三枚も着換えのパンツを詰めてよこすとは
嫌がらせのつもりか・・・・それとも●子(妻)は超能力者なのか?
・ ・・・・・んっ、三枚?、すっ、すると明日も『負け』なのか!!!
・ ・・・・・・・・・フッ。
どうやらプレッシャーでおかしくなってるのは俺のようだ。
だが、なんとかしないと、なんとかしないとマズいことは事実だ。
もう投手でも打者でもナンでもいい!。救世主。救世主が欲しい。

ピンポーーーーーン!
若●:誰だ、こんな夜中に・・・・・・ええっと、インターホンは何処だ?
(ガチッ)はい。どなたかな?
●●●:(ザー)監督・・・・・・・・俺です
●松:俺?、俺じゃわかんないよ。大体なんだこんな夜更けに非常識じゃないか。
●●●:・・・・スイマセン。でも俺、体調は万全なんです。使って下さい!
若●:何言ってるんだ?。こんな夜中に出場直訴だと・・・・ハッ!
●●●:俺、凄く気合が入ってるんです。絶対勝ちます!使って下さい。
●松:・・・『絶対勝つ』だと?・・・・・まっ、まさか君の名は・・・・・
●●●:・・・・監督・・・・・・智です。
●松:いっ入来!。やっぱり君だったのか!!!
サ●シ:「・・・・・・・・・・・・・・」
若●:そっ、そうか。先週、君が肩の違和感を訴えてきた時は
思わずめまいがしたが・・・だが、もう安心だ・・・君こそ、
君こそ我がチームの救世主だ!。
サト●:「シクシクシクシク・・・・・・」
●松:明日、いや今日だな。今日の試合は君に任せた・・・んっ?
入来、なぜ泣く?、泣くのは優勝したときだけだゾ(笑)。
●トシ:うわあ〜〜〜〜ん。ドスン!ドスン!ドスン!ドスン!
若●:おっ、おい入来、何処へ行くんだ?・・・
そっ、それにその「地割れ」のようなデカい足音はなんだ。
ちょっと待って・・・・・・ああクソ、素っ裸のままだった。
待て、入来待つんだ〜〜〜〜〜〜〜

●松は慌てて下着を穿き、部屋の外に飛び出した。
だが廊下には誰の姿もなく、ただ絨毯にめり込むように
巨大な、そう余りにも『デカ』い足跡が残されているだけであった。
その数は部屋から1階ロビーまで『99』個であったと言う。。。

チャンチャン