デザインプレックス３

俺、変態オペレイター。狂ってるほどのデザイン好き。明日ブレイク明日ブレイクを夢見がちな独身野郎。ちなみに女の子との話しはもっぱら、出力ネタ。畜生！アノ娘の年賀状デザインしてやったのに。誰かKPTの新しいフィルター下さい。あれを来年のアノ娘の年賀状で使って驚かせよう。届くかな俺の気持ち俺の心、アノ娘に。

時は2001年過ぎ去りし2000年。窓を見ると何故か俺が写っている。かっこいいな俺。サーファーだよな。リアルサーファーだよ。キメこんでるよ。今日の服装はポロラルフローレンのポロシャツにバナナリパブリックのTシャツの２枚重ね。ジーパンはもちろんリーバイス501。スニーカーはケイパ。あ、電話が鳴った。でも非通知だ。どうしよう、とったほうがいいかとらないほうがいいか？！最近、対人恐怖症気味な俺。なぜならサーファーだから。朝からまた次の日の朝迄サーフィンしてしまう場合もある俺。時に、モニターに写る俺の顔。髪は常にセンターわけにすることに決めている。なぜならその顔が俺にとって一番男前なハズだから。今日は正直仕事があまりはかどっていない。将来の不安を感じる事もある。このまま一生オペレーターでいる方が楽だと考える時もある。なぜなら今後ますますデジタル化が進むことが容易に想像できるからだ。明日は入稿だ。それは、自分の中でひさしぶりに作品と呼べる仕事だ。
堅い仕事だけど、俺の提案で好きにデザインさせてもらった。正直やりがいを感じた。自分のプレゼンが見事に通った瞬間の気持ちの高揚感といえば、わかっていただけるだろうか？

さっき電話をとった。新しい仕事の依頼だった。以前、俺がデザインしたCD-ROMの画面デザインがどうやら凄く社内的に評判が良かったらしい。見せ方、操作感、トータルな面で俺のアイデアが全て通った作品だった。普段、オペレーターとデザイナー両方をかねてる俺の中でデザイン色の強い仕事だったと思う。どうやら今晩も眠れそうにない。はっきり言ってうれしい悲鳴だ。堅い仕事をいかにして、やわらく見せるか？！それは社内報のデザインにもあてはまる方法論だ。

そういえば今日、靴を買った。リーボックだ。オール黒でヒモも黒い。普段、ケイパで決め込んできた俺にとっては、かなりの冒険だ。
でもこの冒険が俺の次回の自信につながると言っては言い過ぎだろうか？俺は今日とあるカケに出ようと思う。出力センターの女性に告白するか？否かだ。俺は今非常にドキドキしている。朝からカットに行こうとも思っている。俺がデザインしたデータを彼女が出力する。こんなコラボレーションも今の俺にとっては２人３脚に他ならない。

今日は11時ジャストからサーファーを始めた。だから正直今から眠れない。なぜなら明日、例の件の入稿があるからだ。徹夜になると思うが、なんともカッコイイデザインをして出力センターの彼女を驚かしてやりたいのだ。これは俺の中で多分かなりの自信作になるであろうから。