真実の角度とは

このエントリーをはてなブックマークに追加
58名無し三等兵
 絶対真実角度算出には一般にはワールド座標系(WCS)という座標系を使用している。絶対座標(デカルト座標)とも呼ばれる。
 ワールド座標系では、X,Y,Zという3本の軸を持っている。2次元の場合はXY軸を使用し、3次元の場合はXYZ軸を使用する。座標値のあらわし方は、原点はそれぞれ(0,0)、(0,0,0)で、たとえば2次元の場合、原点(0,0)からX軸方向に110、Y軸方向に80離れた位置は(110,80)と表現する。原点、単位は使用国によって異なるが、2次元の場合は戦術的基点を原点とした水平地表面、3次元の場合はこれに高度を加えたものとなるが、汎地球規模、あるいはそれ以上の場合は地球軌道面、太陽などを用いる場合がある。各々の座標から取り出した角度成分を絶対座標原点から見たものを絶対真実角度と呼ぶ。
59名無し三等兵:2001/08/11(土) 14:49
 絶対座標の原点が(0,0)に決められているのに対して、特定の状況で指示した点を基準点とするものが相対座標である。たとえば、先ほど2次元絶対座標で描いた軌道を絶対座標で表現すると、始点(50,50)を基準点、つまり(0,0)と考えると、終点(200,100)はX軸方向に150、Y軸方向に50変化するので(150,50)とあらわされる。
 特定の状況、多くの場合はあくまで自己を基準点とするばあいが多い。戦術兵器における真実角度表記は特に断りの無い場合は相対真実角度を述べていると考えてよい。

 最近提唱されている記述として、座標値の前に「@」記号を付けると、相対座標で指示したことになる。この「@」記号の有無で絶対座標と区別するようになっているわけだ。