萌えたら走れ!夜明けまで〜慶祝スレッド第十二章

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28シスター・モエリア
「そうですね……では、何をお話しましょうか?

私のことでございますか?
ええ、私はイタリアという国で生まれました。

そうですね……この国でいう、中学校をでてすぐに、この道に入りましたの。

それから、世界中を回りました。たいていのばあいは、もなこさまくらいの、
小さな子……あら、失礼でしたかしら……の、お世話をさせていただいておりました。

でも、いつもはたくさんの子供たちが相手でしたから、こんどのように、
もなこ様お一人のお世話をさせていただくのは、初めてですの……

どうか、よろしくお願いしますね。」
29シスター・モエリア:2001/06/11(月) 20:11
デンパ)ちょっと重いのでレス遅れがちです。ご容赦を。

「ここに来る前、ですか?」

それまでニコニコしていたのに、急に暗い顔になって

「C国におりました……ご存知でしょうか? 戦争があったこと……
お父さんや、お母さんを亡くされた子供たちが……
いえ、それどころか、手や足……

もなこ様、ごめんなさい。まだこのお話は、今のもなこ様には
ふさわしくないようです。

……もちろん、いつか考えなくてはならないこと。
ですが、そのためにはお勉強して、自分で考えられるようにならなくてはね。

……そうですよ。もなこ様がお勉強しなくてはならないのは、
そういう理由なのですよ」
30シスター・モエリア:2001/06/11(月) 20:17
ちょっと、暗い話をしてしまったことを後悔して、笑顔でもなこに話し掛ける。

「もなこ様は、お勉強はお好きですか?