大和vs護衛艦3(護衛艦主導の場合)

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77woodstock
SSM-1Bの命中が6発。(命中率80%、直撃)撃角60°燃料:JP-10
全艦に満遍なく命中すると仮定して確率的に俯瞰で1発程度が主砲塔上に命中爆発、損傷無し。
残り5発。
弾頭部分225kgは弾体強度として3インチ鋼鈑の貫徹能力を持った遅動信管式の剛構造で、これが
最上甲板(35-50mm)を貫通、下部区画内床面、上甲板上で爆発。
炸薬量は97.6kg、弾頭重量の43.4%に達している。(BOEING社サイトによる)
この室内は破壊。最大5区画が損傷。
弾体後部は最上甲板上で損壊、この時残燃料が最上甲板上で飛散、発火。前スレ>>523の項参照。
消火活動としては露天床面・側壁が中心である為、有毒ガス・煙などの影響が少なく容易である。
上甲板は居住区であり戦訓対策として極端な可燃物の撤去('45.4最終時)が実施されており、
航空母艦格納庫と違い各区画は細分化され容積はあらかじめ限定されている。
「大和」型は毒ガス防御の観点から区画ごとの気密性が徹底されており、隣接区画同士の気密
性は24時間以上維持できる水準に達している。その他空気濾過・循環通風・酸素放出・二酸化
炭素吸収装置を備えており、これらは熱風等による隣接区画への延焼を防ぎ、消火活動を妨げ
る最大の元凶である有毒ガス・煙から助ける役目を果たす事になる。
火災が危険とされるのは、燃焼による艦内の温度上昇より先に有毒ガス・煙などの発生により消火
活動そのものが困難になる為に隣接区画への延焼が発生し、被害がさらに拡大する為。
艦内深奥部での火災が発生し得ない上、破口は直接露天甲板である。熱は艦内にこもる事は無く、
通風(排煙)にも難は無く被害区画は限定され、残燃料のみが燃焼、早期の消火は最も容易である。
その他上部構造物への命中についてもこれに順ずる。
結論として、艦内区画深奥部に達する被害は無く、ほぼ外皮から1層目迄で損傷・火災は食い止
める事ができる為、深刻な状況にはなり得ない。
この点は「武蔵」に対する450kg徹甲・半徹甲爆弾多数(日本側17発)の命中でも裏付けられる。
弾頭:225kg×5=1,125kg
うち炸薬:60kg×5=300kg
燃料:150kg(?)×6=900kg(数値仮定)
78名無し三等兵:2001/04/15(日) 03:16
前スレから疑問に思ってたんだけど、なんでロケットモーター部だけが外板
部分にひっかかってしまうと仮定するの?徹甲弾が尻すぼまりになってた
方がひっかかりにくいという実験の結果だけど、それは艦底まで到達させる
為の処置であり、いきなり最初に当った甲板で止まってしまうってのとは違う
んじゃないの?何度も計算されてるけど、あれほどの運動エネルギーを持った
物体が摩擦抵抗くらいでいきなり止められてしまうって変じゃない?
79過去ログ発掘屋@軍事板:2001/04/15(日) 03:20
>>75
>>29には、乗員は全員死亡しているとあるけれども?
(それともこの「大和」は映画「ゴースト・血のシャワー」のような
亡霊船かもしれんね)
>>76
確かに短魚雷と書いてありますね。
つい筆が暴走して、あまりに不確かなことを
書いてしまったようですね。スマソです。

実際、短魚雷が「大和」型戦艦のスクリューに、どの程度の効果があるのか、
69氏あたりのご教示を乞いたいところです。
80woodstock:2001/04/15(日) 03:27
SM2-MRの命中が55発。(90%)ほぼ全て水平方向からの命中。
但し、この命中率は近接信管による対空目標に対する破壊成功率。対艦モード詳細不明。
戦闘初期には艦橋頂部付近に攻撃が集中。また、外れるものもこの時期に集中と推定。
直撃・有効弾が出るまで攻撃を実施しなければ、大和に遠距離照準の可能性を残す。
ピンポイント誘導にこだわれば着発信管である以上、命中率を損ない消耗する。
従って対空目標に対し「面」で捕捉しようとする命中率80%は、水上目標の一部分を「点」として捕捉
しようとする命中率に置き換えて準用する事は出来ない。
依然として対艦モードの詳細が必要である。
以後、漸次下部へ移行するもレーダー反射面積増、及び艦橋形状その他上部構造物形状の複雑
さゆえに正確なピンポイント誘導が不可能となる。

トップ方位盤照準装置及び15m測距儀は約30mm(?)の防御鋼鈑の覆塔で保護。
以下艦橋部外壁のうち主要部は20-30mm前後の防御厚と推定。(弾片、13-20mm機銃弾防御)
さらに外板は全面にわたって主砲発砲時の爆風対策が施され現用艦艇に比し厚い。
SM2-MRは弾体質量・速度大だが、弾頭部構造は本来の対空用として113kgのスチール・ロッドが
収められており、軟構造である。榴弾構造でもなく着発信管であれば全て外壁で爆発する。運動
エネルギーは爆圧によって弾体が四散、分散してしまうので砲弾並と考える事は出来ない。従って
先に述べた防御概略と併せ、直撃部の破口・被害範囲はほとんど炸薬による限定されたものになり、
対現用艦艇における実験値・スペックとは異なった状況を示す事が考えられる。
スチール・ロッドの放出、四散した弾体部品による弾片効果は榴弾に比し小さい。
残燃料(ケロシン)についても爆発の段階で霧状とまでは言わぬまでも、空気中に広範囲に飛び散る
為短時間で燃焼してしまい、液状のまま外壁を濡らし燃焼し続けるという状況は極めて考えにくい。
また、一部が上部艦橋外壁に付着して燃焼し続けたとしても、残燃料を着火剤として船体構造物そ
のものの火災に至らしめるには単位面積あたりの量が不足過ぎる。前スレ>>348
81woodstock:2001/04/15(日) 03:27
一方、外壁破口から侵入する量も弾頭部が作り出す爆風などで極めて限られた量となる。
全体としてSM2-MRの残燃料が与える影響は想定残量1/2×1/X迄低下する、特に艦橋部への
攻撃初期においてはほとんど問題とはならない。
この点は命中しても直ちには爆発などで四散せず、その飛行軌道からして船体上面に被害を及ぼす
SSM-1Bとは比較にならない。
従って上部艦橋の中心部分、二重筒内の破壊・損傷には至らない。下部艦橋は46cm砲弾防御。
全艦の指揮は維持される。
但し薄鋼鈑部の破壊と、防御部分ではあっても各層指揮所での損傷は現代艦艇での被害同様発生
し、残燃料の内、空気中に吹き飛ばされなかった分の着火はあるだろう。

被弾個所が徐々に水面方向へ下がってくると残燃料燃焼による影響は高くなる、空気中へ燃えなが
ら四散した燃料が上部構造物付近全体を覆うようになるからである。それでも影響としてはほとんど
が露天上であって、直ちに艦内での火災に繋がるものではない以上、ガス・煙に遮られるわけではな
く対応は容易である。
耐爆風シールド付高角砲・機銃は直撃による破壊以外は弾片防御については問題ないが、
シールド無しの銃座の弾薬筐は露天であり、これに引火する恐れが残る。
後部艦橋部分は傾斜マスト直下である。ピンポイント誘導にこだわれば着発信管である以上命中率
を損なう。
舷側は「船体中央部切断面図」によれば乾舷8.765m。
水面から中甲板迄3.600mがいわゆる410mm装甲鈑として露出。(第2中甲板含)
中甲板から上甲板迄2.715mが25mmDS鋼鈑。
上甲板から最上甲板迄2.450mが25+22mmDS鋼鈑。
中甲板から上甲板のフラット外舷のみ弾片防御程度になっている。
結論として、SSM-1B同様艦内区画深奥部へ達するものは無く、ヴァイタルパートまでは依然距離が
あり、残燃料の影響も量的には1/2×55発分ではない上、何よりも露天部分に留まる為、放散熱・燃
焼ガスが空気中に逃げてしまいSSM-1Bと同じく深刻な状況にはなり得ない。
各壁面を通して裏面にまで熱伝導させるには現代艦艇に比し厚すぎる壁厚に遮られ、着火剤として
の量が極めて不足であり問題足り得ない。
弾頭:XXXkg×55=?(200kg×55=11,000kg程度?)
うち炸薬:62kg×55=3,410kg
ロッド:113kg×55=6,215kg
燃料:不明