【KOF2001スレッド★ROUND3】

このエントリーをはてなブックマークに追加
54ゲームセンター名無し
「お前ら、こんなクソゲーまだやってんのかよ」
KOFを遊んでいた俺たちの前に突然あらわれて、>45は言った
「こんなオナニーゲーやっててたのしいのか、バカども」

「うるせーな。ひっこんでろ」
わずらわしそうに言い放ったくーら親衛隊No.2が振り返ると、そこには
椅子を振り上げた>45の姿があった。
「な、なにを・・・」

バキッ

激しい衝撃音とともに、くーら親衛隊No.2は床にたおれた。
その姿を、>45は見下ろしていた。その顔にゆがんだ笑みをうかべて。

「てめぇ、なにやってんだ!」
ダンディーJが>45につかみかかろうとした。
しかし、>45は手にもった椅子をふりまわす。
「危ねぇッ!」
ダンディーJも、周りにいたゲームセンター名無したちも近づけない。

「KOFなんてクソだって言ってんだよ!」
「や、やめろ、>45」
「どいつもこいつもピョンピョンはねやがって!」
「やめてくれ、どうしたんだ>45!」
「だいたいロケテで強すぎたキャラが弱くなった試しがあんのかよっ!」
「お、おい、やめるんだ、>45」

「うるせェ! こんなクソゲー、ぶっこわしてやる」
>45は手に持った椅子をふりあげた。KOFの筐体にむけて。

「いやぁーー、やめてぇぇえええ」
ぐわ子の悲鳴がゲーセンにひびいた。

そのとき
55ゲームセンター名無し:01/10/01 14:06 ID:oa2i9mJ.
ゲーセンのドアが開いた。薄暗いゲーセンに陽の光が流れ込む。
太った男が、そこに立っていた。

「安西先生・・・」
ダンディーJは呆然と、その名をよんだ。
「くるな! 近づくんじゃねぇ!」
>45は叫んだ。

しかし、安西先生は「ふぉっふぉっふぉ」と笑いながら、>45のもとへと
歩いてゆく。

「先生、危ない。とまってください」
ダンディーJの制止も無視して、安西先生は歩いてゆく。

「くるな・・・くるんじゃねぇ・・・くるなっていってんだろーがよォ!」
>45は安西先生に向かって椅子を振り上げた。
安西先生は、>45の目の前で立ち止まった。
何を言うでもなく、静かな笑みを浮かべていた。

涙。
>45の目から涙がこぼれた。
がっくりと膝をつき、>45は安西先生の前で泣き崩れた。
そして、しぼりだすように言った。

「先生、アンヘルたんに萌えたいです」