マジンガーZ

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>>503
わかりました。
ではとりあえずダイロボの存在を知らない人のために第1話と第2話のあらすじから。



ダイナミックロボット大戦
1巻「出撃! 驚異のロボット軍団!!」

ベガ星連合軍が壊滅し、デュークフリードとマリアがフリード星に帰ってから既に1年の歳月が経っていた…
そんなある日、突如グレンダイザーがベガ星連合軍の円盤獣軍団に追われて地球に帰ってくる!
ただちにスクランブル発進して、その救援に向かう剣鉄也のグレートマジンガーと炎ジュンのビューナスA!
もちろん、我らが兜甲児もマジンガーZで出撃だ!
グレンダイザーの降下した日本アルプス上空に駆けつけるマジンガー軍団は、
その圧倒的パワーとコンビネーションで瞬く間に円盤獣軍団を追い払いグレンダイザーを助ける。
が…そのコックピットに乗っていたのは…

一方その頃…
浅間山のふもとにある早乙女研究所は、
やはり壊滅したはずの恐竜帝国のメカザウルスに襲撃されていた!
しかし、ゲッターロボはメンテナンス中のため出撃できず、
研究所は壊滅の危機を迎える!?
505489:01/09/29 18:29 ID:BZJ2HnGQ
ダイナミックロボット大戦
2巻「恐怖! 悪魔族復活」

早乙女研究所の救援に向かうグレートマジンガーとビューナスAの前に、
ミケーネ帝国の移動要塞ミケロスが出現し、
死んだはずの宿敵・暗黒大将軍が現れる!
激しく剣を交えるグレートマジンガーと暗黒大将軍!

一方…
グレンダイザーを回収した宇宙科学基地にも、
密かに黒い影が忍び寄っていた…
兜甲児に襲いかかるデーモン族の妖獣ブゴ!
絶対絶命のピンチに駆けつけたのは!?
506489:01/09/29 18:33 ID:BZJ2HnGQ
ダイナミックロボット大戦
第3話 激闘! マジンガー対ミケーネ軍団

□タイトルバック
    マジンガーZの横顔に被るサブタイトル。
    「激闘! マジンガー対ミケーネ軍団」

□工場街・上空
    夜の帳に閉ざされた工場街の上空…
    雲間に浮かぶ、美しい満月。
 ナレーション「夜空にかがやく美しい月、
        あなたはその月が…黒く見えることがあることをごぞんじか!?」
    月の前を雲が横切ると、眼球のような黒い月が現れる…
 ナレーション「黒い月、それは…地獄界の入り口!」
    カメラ、黒い月の中に入っていくと…
507489:01/09/29 18:34 ID:BZJ2HnGQ
□地獄界
    眼下に広がる地獄界の風景…

□夜空・臨月
    その前を静かに、そして優雅に横切る異形のシルエット。
    頭部から巨大な翼が生えたそのシルエットは、まるで女性の裸体を思わせる。

□工場街・煙突の上
    高い煙突の上から、そのシルエットを見つめている、えん魔くん、雪子姫、カパエルの妖怪パトロール隊。
 雪子姫「なんてきれいな妖怪なのかしら……」
 カパエル「いや、えん魔くんの妖怪アンテナが反応しないところを見ると違うみたいですよ」
    と、えん魔くんの長く伸びた眉毛を指す。
    頭の上の古ぼけた帽子を見るえん魔くん。
 えん魔くん「おいシャポー、あいつ何者なんだ?」
 シャポー爺「ヘックシ! あれはデーモン族の妖獣シレーヌジャジャ。」
 カパエル「デーモン族って?」
 シャポー爺「氷河期以前に地上を支配しておった種族ジャて、しかし妙ジャぞ……
       シレーヌは、確かデビルマンに倒されて地獄界に堕ちたはずなのジャが……」
 雪子姫「デビルマン?」
 シャポー爺「かつてはデーモン族一の勇者だった男ジャジャ。人間の愛と優しさを知ってしまい、
       今では一族を裏切って、デーモン族から人間を守るために戦っておる。」
 雪子姫「へーえ、カッコイイじゃない! ただの暴れん坊の誰かさんとは大違いね。」
 えん魔くん「ちぇっ……そりゃあないぜ雪ちゃん!」
 雪子姫「私は雪子姫!」
 シャポー爺「ジャが、あやつが生き返ったとなると……やはり地獄界で何か大変なことが起っておるようジャジャ。」
 カパエル「でも、次の満月の夜、地獄門が開くまで地獄界とは連絡とれませんよ!」
 えん魔くん「へん! デーモンだかなんだか知らねえが、閻魔大王の甥っ子、このえん魔さまがガツンとやっつけてやるぜ!」
    と、1人シレーヌの後を追って飛び立つ。
 雪子姫「あ、待ってよ、えん魔くん!」
508489:01/09/29 18:35 ID:BZJ2HnGQ
□科学要塞研究所・格納庫
    傷ついたグレートマジンガーの修理が急ピッチで進められている。
    その隣には、やはり全身に無数の裂傷があり、胴体から真っ二つに切断されたビューナスA。
    包帯姿も痛々しい鉄也が、苦渋の表情でその様子を見つめている。
 鉄也(M)「ジュン……待っていろ! 必ず助け出してやる!」
     その決意に満ちた表情!

□同・全景
    キラキラと光る波の照り返しを受けている、その威容。
    遥か上空には、どこか妖し気な臨月が輝いている。


□宇宙科学基地・外観
    臨月の下にそびえる宇宙科学基地。
    その観測ドームの横に立つマジンガーZ。
509489:01/09/29 18:37 ID:BZJ2HnGQ
□宇宙科学基地・個室
    回想戻って、腕を組み直す甲児。
 甲児「デーモン族の妖獣か……」

□日本アルプス・上空
    雲に向かって飛ぶシレーヌ、背後をチラと見て冷笑。
 シレーヌ「フフ…」
    シレーヌの後方には、マントを翻して飛ぶえん魔くんの姿。
    シレーヌ、加速して上空の雲海に飛び込む。
 えん魔くん「気づきやがったな!」
 シャポー爺「えん魔くん、用心するのジャジャ」
 えん魔くん「わかってらい!」
    シレーヌを追って、雲海に飛び込むえん魔くん。
    上昇して雲海を抜ける。
510489:01/09/29 18:40 ID:BZJ2HnGQ
□雲海の上
    そこには、既にシレーヌの姿はない…
    辺りを見まわすえん魔くん。
 えん魔くん「あんにゃろう、どこへ行きやがった!?」
    と…その背後から聞こえる笑い声…
 声「フフフ…待っていたぞ小僧!」
 えん魔くん「なに!」
    振りかえるえん魔くん
    その背後に立っていたのは…
    妖獣アギュラの背に乗った魔将軍ザンニンの姿!
 えん魔くん「なんだてめえは!?」
 シャポー爺「(焦り)デーモン族の攻撃隊長・魔将軍ザンニン!こやつも地獄界から甦っておったのか!?」
 ザンニン「えん魔、いまお前に地獄界に戻られてはやっかいだ……ここで死んでもらおうか!」
 えん魔くん「しゃらくせえ! できるもんならやってみやがれ!」
    ザンニンめがけて突っ込むえん魔くん。
 えん魔くん「これでもくらえ! 妖能力火炎放射!」
    振り下ろしたステッキから火炎が放射される!
    だが、ザンニンの胸の目を直撃した火炎は跳ね返され、逆にえん魔くんの身体を包み込む!
 えん魔くん「うわっちっちっ!」
 シャポー爺「気をつけるんジャ、奴の胸はあらゆる攻撃を跳ね返すのジャジャ!」
 えん魔くん「そういうことは先にいってくれよ!」
 サンニン「どうした小僧、もうおしまいか?」
    体勢を立て直すえん魔くん。
 えん魔くんくそっ! だったらこいつでどうだ!妖能力火炎車!」
    火炎ステッキを高速回転させて投げ付けるえん魔くん!
    ステッキは火炎を噴出しながら光速回転し、ブーメランのように弧を描いてザンニンの背後に回り込む。
    刹那、上空から飛来した火炎弾が、ステッキを撃ち落してしまう。
511489:01/09/29 18:42 ID:BZJ2HnGQ
えん魔くん「なに?!」
    上空に浮かぶ妖獣アビルの姿。
 アビル「フフフ…残念だったな小僧!」
    えん魔くんめがけ、口から火炎弾を連射するアビル。
 えん魔くん「うわあっ!」
    なんとかマントバリアーで身を守るえん魔くん。
 シャポー爺「あやつは妖獣アビル! 魔将軍ザンニンの配下のものジャジャ!」
    ブスブスと燃え出す、マント!
 えん魔くん「くそっ、このままじゃまずいぜ!」
    上空より容赦なく火炎弾を連射し続けるアビル。
    と、雲間を突き抜けて撃ち込まれた冷凍光線が、アビルの身体に命中して、瞬時に氷づけにする!
 アビル「ぐおっ!」
    驚き見る、えん魔くんとザンニン!
 ザンニン「ムッ!」
 えん魔くん「あれは!?」
    ゴオオオオオオオオ…
    轟音とともに、雲海を突き抜けて現れたのは、御妖船ドロロン号!
    舳先に立つ雪子姫と、舵をとるカパエル。
 雪子姫「カバエル行くわよっ!」
 カパエル「ガッテンだ!」
    そのまま突進して、アビルの身体を粉々に打ち砕くドロロン号!
512 :01/09/29 18:43 ID:EZtWMSfA
今回のOVA版で「鉄也さん」、「兜」と呼びあっているのは、
年齢設定を考えると正しい。
TV版では、「甲児君」「鉄也君」だったもんなぁ。

ちなみに劇場版「海獣大決戦」では
甲児=「鉄也君」「大介さん」
鉄也=「甲児君」「大介君」
大介(デユーク・フリード)=「甲児君」「鉄也君」
513489:01/09/29 18:43 ID:BZJ2HnGQ
 えん魔くん「雪ちゃん!」
 雪子姫「私は雪子姫! さ、えん魔くん、いまのうちに逃げるのよ!」
 えん魔くん「冗談じゃねえや! このえん魔さまに敵に背を向けろっていうのかよ!」
 雪子姫「強がってる場合じゃないでしょ!」
 シャポー爺「雪子姫のいうとおりジャ、ここは一旦、戦略的撤退ジャジャ」
 えん魔くん「ちぇ、わかったよ!」
    渋々ドロロン号に降り立つえん魔くん。
 ザンニン「逃がさんぞ、えん魔!」
 雪子姫「カパエル、早く!」
 カパエル「ハイハーイ!」
    シュウウウウウウ…
    船体から猛烈な煙幕を吐き出すドロロン号!
    辺りはたちまち煙りに覆われ、視界が遮られる。
    煙が晴れると、ドロロン号の姿は消えている。
 ザンニン「こしゃくな真似を…」
 シレーヌの声「ザンニンさま…」
    振りかえるザンニンの背後にひざまづくシレーヌ。
 シレーヌ「ブゴめは、デビルマンに倒されたようです。」
    と、死んだように眠るジュンを差し出す。
 ザンニン「フフフ…デビルマンめ、今度こそ奴の息の根を止めてくれるわ!」
    そこに、ゴゴゴ……と、轟音が響き渡り、雲海の奥から巨大な円盤のシルエットが出現する。
514489:01/09/29 18:45 ID:BZJ2HnGQ
□科学要塞研究所
    翌早朝
    遥か遠く、水平線の空が、朝焼けに染まり出している。

□同・司令室
    レーダーが反応。
    研究所に接近する光点が点滅する。
    険しい顔でレーダーを見つめる鉄也。
 所員A「鉄也さん、これは…」
 鉄也「間違いない・・・・この大きさは!」

□宇宙科学基地・司令室
    エマージェンシーが鳴り響く。
    血相を変えた甲児が、司令室に走りこんでくる。
 甲児「所長、どうしたんです!?」
    モニターを見つめている宇門所長とひかる。
 ひかる「甲児くん…」
    モニターを見て驚く甲児。
 甲児「(愕然)あれは!」
515489:01/09/29 18:46 ID:BZJ2HnGQ
□科学要塞研究所・上空
    科学要塞研究所の上空に姿を現した万能要塞ミケロス!
    サイレンの鳴り響く中、バリヤーを張る研究所の上空で停止する。

□同・司令室
    回線に割り込み、モニターに映し出されたその顔は…!
 ゴーゴン大公「フフフ…ひさしぶりだな、剣鉄也!」
 鉄也「ゴーゴン大公!?」

□ミケロス・司令室
 ゴーゴン「貴様に地獄からのみやげを持ってきてやったぞ」  
    吠える、下半身の虎!

□科学要塞研究所・司令室
 鉄也「みやげだと!?」
    不敵に笑うモニターのゴーゴン。
 ゴーゴン「これを見るがいい!」

□同・上空
    ミケロスの天井のハッチが開き、中から翼を閉じたシレーヌがエレベーターで姿を現わす。
    シレーヌの翼が開くと、その手の中にはグッタリとしたジュンの姿が!

□同・司令室
 鉄也「(驚愕)ジュン!!」