とっとこハム太郎5なのだ!

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429とっとこ昇ろう!801段の階段
「めがねはん…わい、わい…めがねはんの事が好きや!
 世界中の誰よりも、めがねはんの事が好きなんや!!」
「まいどくん…う、嬉しいです…まいどくん…」
「めがね…」
「まいどくん…」
「うわ〜!!こんなもん、もう描いとれんわ〜!見てみい!体中に
 さぶいぼ立ちまくりや〜!」
「ちょっと、まいどくん!>>237で説明したでしょ!僕達のヤオイ同人誌で
 同人女の皆さんのハートをゲットして、ファンの数を増やしておかないと
 来るべき新キャラ登場のXデーに生き残れませんよ!」
「嫌なもんは嫌なんや!わいはもう降りさせてもらうで!」
「…まいどくん…あなたはそれでいいんですか…?このまま、何も
 しないで…僕達、離れ離れになっちゃっても…いいんですか…?」
「え…?」
「僕は…まいどくんとMMボーイズとしてやってきた楽しい日々を…
 明日も、明後日も、ずっと…ずーっと、続けていけたらって思って…
 本当に…ただ、それだけで…」
「あ…ご、ごめんな、めがねはん…わい、何か勘違いしとったわ…。
 そやな。二人でMMボーイズやもんな!めがねはんという、つっこみ
 役がおらんかったら、わい、困るしな!」
「え…?僕が『つっこみ』役なんですか?いや〜、僕はどっちでも
 いいんですけどねぇ、えへへへ…。でも、それだったら今描いてる
 同人誌、描き直さないと…」
「つっこみ違いや〜!!やっぱりわい、降りさせてもらうで!このまま
 やっとったら、ほんまにどうにかなって…いや、どうにかされて
 しまうわ!…ちょっと、離せ、離さんかい、めがねはん!離せ言う
 とんのが分らんのかい!…うわっ!」
430とっとこ昇ろう!801段の階段:2001/05/22(火) 03:40
「あいたた…すみません、まいどくん…僕が急に引っ張ったせいで
 転んでしまいましたね、ふふ…」
「い、いつまで、上に、の、乗っとんのや…は、はよどかんかい…」
「いや〜、ラブコメの王道ですねぇ、事故で押し倒してしまうのは…
 あれ?まいどくん、何で震えてるんですか?」
「な、何がラブコメや〜!ホラーや!サスペンスや!バイオレンスや!
 と、とにかく絶体絶命の大ピンチや〜!!」
「…めがねくん…まいどくん…ふ、二人とも何してるの…?」
「マ、マフラーちゃん!!」
「…マフラーちゃん、実は僕達、こういう仲なんです!」
「な!なにデタラメ言ってんねん、めがねはん!ちゃ、ちゃうで、
 マフラーちゃん…!」
「…そう…そうだったんだ…二人って…そんな…そんな仲だったんだぁ!
 深い友情がいつしか禁断の愛に…素敵ぃ!うんうん、がんばってね、
 二人とも!あたし、応援してるから!あ、この事は誰にも言わないから
 安心して!じゃね!うふふふ…」
「ち、ちょっとマフラーちゃん!何で目ぇキラキラさせてんねん!その
 嬉しそうな微笑はなんや〜!誤解や!マフラーちゃん!マ、マフラー
 ちゃぁ〜ん…」
「…同人女第一号ゲットですね」
「なんでこうなるんや〜!!」 
431後日談:2001/05/22(火) 05:10
「大変です、まいどくん!僕達の同人誌のネタ、パクられました!
 この本見てくださいよ!」
「あ〜?誰が好き好んでパクるんや〜?どれどれ…あー、
 確かにめがね×まいどの擬人化やな…」
「そーでしょう?全く許せませんよね!」
「…でも、カップリングは自由やろ?それにこの本、わいらのと
 違って、ガテン系のマッチョなタイショーくんや、小柄で華奢で
 やんちゃな美少年トラハムくんとか出とるし…こっちの方が,
 読者のツボついとるんと違うんか?」
「な、何いってるですか、まいどくん!僕達の愛の結晶の方が
 いいに決まってるでしょう!」
「なにが愛の結晶やねん!…あと、絵も丁寧で綺麗だし、内容は
 ハードだし…って、わい、何ヤオイ同人誌の批評を冷静にしとるん
 やろ…慣れていくんやな…いや、堕ちていっとるんや…」
「作者のペンネームもパクリなんですよ!MMシスターズって…。
 断固、抗議してやりますよ!」
「…わい…わいは…ブツブツ…」

「マフラーのMとちび『ま』るちゃんのMでMMシスターズぅ!」
「うきゅきゅ〜!」
「さー、ちび丸ちゃん、次はカナパパ×ロコパパでもう一稼ぎ
 するわよ〜!趣味と実益、同人って辞められないわね〜」
「うきゅ、うきゅきゅ〜!!」

                   おしまい