「みなちゃん、今までありがとう…とっても楽ちかったでちゅわ…」
「リボンちゃんがいなくなるととっても寂しくなるのだ…うう…」
「リボンちゃ〜ん!お〜いおいおい…」
「あたし達のこと、忘れないでね…ぐすん…」
「僕も…楽しかったですよ、リボンちゃん…お元気で…」
「おお?!のっぽはんも泣いとるんかいな!これぞ正に
『鬼の目にも涙』でんな!ウシャシャシャシャシャシャ〜!」
「…まいどくん、あんた、鬼なのだ…」
「どおしよ…のっぽくんの熱、下がらないよぉ…」
「のっぽぉ!がんばれ!死ぬんじゃねぇぞぉ!」
「タイショーくん、そんな縁起の悪いこと言わないで!」
「うう…ううう〜…」
「…のっぽくん、とっても苦しそうなのだ…どうすれば
いいのだ…このままではほんとに死んじゃうのだ!」
「なんや、なんや、のっぽはんも病気になんかなるんやな〜
これぞ正に『鬼の撹乱』やな!ウシャシャシャシャ〜!」
「…まいどくん、あんた、鬼なのだ…」
「どしたんや、のっぽはん、こんな所に呼び出して…。
ん、なんやごっつい棒担いで、何しますんや?これぞ正に
『鬼に金棒』やな、ウシャシャシャシャ〜!ぐわ!何しま
すんや!わいとどつき漫才やりたいんなら、そんなごつい棒
やなくてハリセンで…げほっ!か…かんにんや、かんに
んや!のっぽはん!ぐふっ!ひっ…誰か助け…ぎゃああ!
…のっぽはん…やっぱり…鬼は…あんた…や…ガクッ」
完