高之原　皐月タン・・・・。

「アヤセストーカーに刺される！美しき姉はマリア様！漫画家志望の腹違いの 妹が見た事実とは！？〜無菌室の謎」
（BGM：火サス）例によって資料が手元にないので当時の対談の記憶を元に書きますが、少々の修飾は許してね。

心優しく、でもちょっとえっちな魅力で、あらゆる男の心を捉えて離さない魔性の女・アヤセ。
（イマドキ）アルタ前で待ち合わせると、デンや腹違いの妹が到着する頃には数え切れないほどのナンパ男が
群がっている始末。「もう、アヤセってば男殺し！」と２人はからかうが、妹の心にはそれとは別に暗雲が立ちこめる。
その妹の心配が的中したかのように、ある日凶報が届いたのだ。
「アヤセが刺された……！！」
驚いたデンと妹が病院に駆けつけると、姉は集中治療室のビニールの中。酸素吸入器をしたまま２人に気付くと
青ざめた顔で微笑んだのだ。重傷だというのに無菌室で話をするデンと妹。感染症はどうなる。話を聞いてみれば
どうやら犯人は以前アヤセとつきあっていた男であるという。ちなみにその男は上条漫画「トーイ」に出てくる
「カイエ」というキャラにクリソツな美形だそうな。姉が刺されたというのに褒めてどうする。
アヤセは、「前からあの人は情緒不安定で言動のおかしいところがあった。でも、こうなってしまったのも
自分にも責任はあるかもしれないだから私は彼を許すわ…」お姉ちゃん……！！妹は言った。「無菌室のビニールの中で
微笑む姉は、マリア様みたいだった…！」そのカイエ似の男は、アヤセ宅に
押し入って「また俺とつきあえ、だめならお前を殺して俺も死ぬ」と言い、滅茶苦茶に斬りつけたそうだ。

いくらなんでもそれだけの重傷で刺し傷ならば、病院が警察に通報するのではないかと思うのだが、優しいアヤセが
「彼も可哀相な人なの」ということで刑事事件にもならなかった。それどころか犯人の両親が訪ねてきて「お前が
うちの息子をたぶらかしたんだろう」という心ない言葉にも黙って耐える美しい姉。
替わりに怒りをあらわにしたのは妹とデンであった。２人はこの事件の顛末を同人誌に書く決意をしたのである。
同人誌に対談で悔しさを訴える２人。
だがそこにはほんの少しの喜ばしい出来事もあった。…それまで内気で引っ込み思案だった妹が、自らの漫画を
同人誌に載せる決意をしたのだ。愛人の子と蔑まれ、愛情に恵まれず育った妹は姉の優しさだけが救いだった。
その姉が無菌室での治療生活のさなか、ぽつりと言ったのだ。
「あなた、私の替わりに漫画を描きなさい。いつまでも自分の中にばかり閉じこもっていちゃだめ」
またマリア様のような微笑みで優しく妹を諭すアヤセ。なんていい女だ。
その姉の言葉を励みに自分の漫画を描き始める妹。「お姉ちゃん見てて！私頑張る！」
だがしかし妹の絵は何故か姉のアヤセにそっくりなのであった。

こんなかんじかなー。今日ヒマなのよ。