ガチンコファイトクラブ

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684ジェラシッコタン
熱い武原の身体が欲しいと思った。彼の心を癒すことは不可能でも
一瞬の間の楽園を見たいと願った。
だが、俺がそう切望した時武原の肉体はここにはなかった。
俺ははを磨く時も風呂に入るときも飯をくうときも歩いているときでも
魂が抜けたようなうつろな状態だった。
只ジムではそれらに比べれば明るく振る舞っていた。
俺はここのところ自分はとても弱いと感じていた。
武原の刺すような視線にたじろぎ漠然とした恐れを抱いていた。
俺は武原の目にどのように映っているのか知りたく無いばかりに逃げようとしていた。
685風と木の名無しさん:2001/08/21(火) 00:27 ID:EjA.9X6w
時には、奴は気紛れに俺を呼び出し荒々しく俺を抱いた。
もう奴の声や顔が蘇るのが厭だ、と思っても崩れてしまいそうな自分に耐え切れず
誘いに応じてしまう。

「お前はマゾっ気があるのぉ。黙ってしやぶっとらんで何かゆうてみいや」

俺のケツの穴に指を入れ穴の中で指を引っ掛けるようにしてケツを持ち上げさせ
そのまま俺を犯した。奴がゆっくり出し入れする度に耳の裏側が熱を帯び
足の裏の皮がぶるぶる震え指も熱くなった。
俺は数え切れないほどいかされて奴も二回ほど俺の口やケツに放出した。

いつも決まって情事が終わると奴は涙ぐんだ俺の髪を優しくなでてくれる。
俺は自分が可哀想な犬になった気がするがそれはとても心地いい...

武原が何を考えているのか俺には解らない。奴の身体に染み付いた男の温もりを
不快に感じる。 

「悪いけど今ここは俺の居場所だ...」

離しがたい特別の男になりつつあることを意識したときもしやこれが愛というものの
始りでは無いのかと胸を痛める。

「愛している、離したくない」

自分の言葉のいい加減さに舌を出したい気持ちだった。