ガチンコファイトクラブ

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47これってどこまで書いていいの(1)
真夜中、加東弟はもう車通りのない暗い道路を海岸へと下っていた。
その少し前を武仲が歩いている。
つまり、武仲が加東を連れ出したのだが、二人とも何も言わず無言のまま
合宿所から少し下った所にある、小さな休憩所に向かっていた。

―――仕事を無理矢理やらせていた渡円。
3人のいっこうに認めようとしない態度に苛立ちまたも加東弟にけりを入れ暴れる狂犬・武仲。
武仲は加東の上にまたがり息を荒げながら「もうやらないと約束しろ」と言う。
普段の二人はそこそこ仲も良く、
お互いに掴みかかるシーンの撮影などでは事前に練習したりしてふざけあい、
二人にとって喧嘩の演技ほどやっていて笑えるものはなかった。

が、
今日は何かが違った。
上から見下ろす潤んだ瞳、顔に似合わずたくましい腕、腹に感じる太股の感触・・・
全てが驚くほどに生々しく、加東は自分の身体の芯が痺れるような感覚に、とまどったのだった。

それから数時間。
「・・・おい」
布団の仲で眠れぬ夜を過ごしていた加東の耳に、聞き慣れた声が入ってきた。
見ると、武仲が立ってる。
そして何も言わずに歩き出した。加東もその後を追って合宿所を出た―――


休憩所は静まりかえっていた。
「・・・・」
「・・・・」
二人は1m程の距離をおいて向かい合っていた。
しかし目を合わせることはなく、自分の心臓の音だけがやたら大きく響いているように感じた。
どれくらいの時間が過ぎただろう。
やっと少し顔を上げた武仲が、加東に近づいていく。
そのまま、お互いの息がかかるほどの所まで歩み寄った。
ゆっくりと首に腕を回し、
徐々に身体を密着させていく。
それは加東が恥ずかしくなるくらいにゆっくりと、
そして、隙間無く押しつけられた部分は、お互いの熱を確実に伝えあっていた。
気がつくと、加東も武仲の身体に腕をまわしていた。
48これってどこまで書いていいの(2) : 2001/03/12(月) 09:20 ID:i91QXcnk
武仲と、さっきからまだ一言も言葉を交わしていない。
武仲が何を考えているのかよく分からなかった。
しかし、加東自信も自分の気持ちを理解できていないでいた。
きっと武仲もそうなんだろう。

しばらくして武仲が少しだけ腕をゆるめ、
加東の肩に乗せていた顔をそこから少し離す。
二人とも目を合わせることはなくうつむいたまま。
加東の頬に武仲の鼻が触れた。
そして、
静かに、触れあうだけのキス。
すぐに離れると、武仲はまた加東の肩に顔をうずめてしまった。
加東はすでに沸き上がってくるものを押さえられなくなっていた。
顔のすぐ横にある耳をその形にそって舐め上げると、
武仲がぴく、と反応する。
両手で包み込むようにして顔を上げさせ、再び唇と唇を合わせる。
舌で唇をなぞり軽く開けさせ、そこから舌を侵入させ武仲のそれと絡める。
「んん・・・・」
何度も舌を吸われ、武仲が苦しそうに顔をゆがめる。
どんどん深く濃厚になっていくキスに、武仲は身体の中心が熱くなっていくのを感じた。
「はっ・・・」
加東は足を武仲の腿の間に割り込ませ、
ゆっくりと武仲の一番敏感な部分を擦るように動かす。
「・・・っ!!・・・・っく・・」
長引く深いキスと下腿への刺激で相当苦しそうな武仲からいったん唇を離し、
今度はのけぞった首筋へ舌を這わせる。
武仲は口を解放され、抑えていた声が次第に漏れ始めた。
「はぁ・・ぁ・・」
開いた両手で胸の突起をまさぐり、脇腹をなで上げる。
「・・っあ・・・んん・・・」
何カ所も同時に刺激を与えられている武仲はさすがに立っているのが辛くなり、
崩れ落ちそうになるのを必死でこらえて加東の首にしがみついて耐えていた。
49これってどこまで書いていいの(3) : 2001/03/12(月) 09:29 ID:i91QXcnk
すると、突然加東の動きが止まった。
「・・・・?」
涙で潤んだ目を上げると、この日外に出てから初めて二人の目が合った。
加東の目は、いつものように優しかった。
その時までずっと張りつめいてたものがやっと解けて、力を抜く。
そして、休憩用に取り付けてあるベンチの上に押し倒された。
「・・!」
少し荒っぽかったが、不思議と恐怖はなかった。
愛撫が再開され、下半身への刺激も本格的になってくる。
加東の手が、すでに完全に立ち上がっている武仲自信へとのびた。
「あぁ!・・・あ・・」
優しく扱かれ、先端からは汁がこぼれ、厭らしい音を出している。
加東は早くも絶頂が近づいているそれから手を離しさらに奥へと指を進めた。
「・・・・ん・・」
足を広げさせ、濡れた指で蕾の周りをなぞるとさすがに武仲の顔が少しこわばった。
加東は優しくキスをしながら、まだ指を入れることはせず
蕾の入り口を押したり離したりを繰り返した。
大分力が抜けてきたところで、中指を第一関節まで入れる。
「・・っあ・・」
また武仲の身体がこわばる。
「んっ・・はぁっ・・ぁっ・・」
加東の優しさに応えたいと思うのに、
身体はこれからするであろう行為を予感して、指を拒絶してしまう。
涙はすでに目からあふれ、耳まで線を描いていた。
しかし加東ももう我慢の限界だった。
50これってどこまで書いていいの(4) : 2001/03/12(月) 09:31 ID:i91QXcnk
武仲の瞳から流れる涙を手で拭い、じっと見つめると、深いキスをした。
唇を離すと、決心したように先端しか入っていなかった指を根本までねじ込んだ。
「ああ!!・・んっ・・・く・・」
少し柔らかくなってきたのを確認して指を増やしていき、
指を折り曲げバラバラに動かすと、武仲の声に少しずつだが快楽の色が混じってくる。
「・・っは・・・ぁ・はぁ・・・」
しばらくして、声がだいぶ甘くなって来たことを確かめると、
加東は自信を蕾にあてがいなるべく苦しめないように、一気に奥まで進めた。
そしてゆっくり動かし始める。
「・・ぁ・・ぁあ・・・」
武仲は、熱く粘膜を擦る感覚に何も考えられなくなり今にも気を失いそうだった。
動きがだんだん早くなり、武仲も無意識のうちにあわせて腰を動かしていた。
二人の絶頂が近づいてきた時、腰の動きはそのままに、加東に再び自身を扱かれる。
「ぁっ・あぁ・・・・・」
「・・くっ・・・」
「あぁっ・・あっ・・あぁぁーー!!」
目の前が真っ白になり、武仲は加東の手の中に、加東は武仲の中に、欲望を吐き出した。


加東は余韻を味わうように2、3回ゆっくり動いた。
そのまま前に倒れ込み、荒い呼吸を繰り返していると、
たくましい、むしろ自分よりも筋肉のついた胸や腕が目の前にあり、
自分は抱いた側であるにもかかわらず、なんだかいつもとは違う不思議な気分だった。

武仲は加東の髪に指をからませ、額にキスをした。
51これってどまで書いていいの : 2001/03/12(月) 09:37 ID:i91QXcnk
これ流れで次が武仲×加東になるようにしたんだけど(ワラ

私はもう疲れたから誰か書いてくれるの
キ・ボーン