新秦調査」対日イメージ調査2003年(3)
上海新秦信息諮詢有限公司(上海サーチナ)が傘下サイト「新秦調査」で行った中国の一般消費者を対象としたオンライン調査で、日本に親しみを「強く感じている」「感じている」があわせて12%程度にとどまった。
この調査は2003年12月11日から12月30日まで、「新秦調査」オンラインモニターをメールDMによって調査アンケート票URLに誘導して行われたもので、中国全土の18歳以上の一般消費者、
男女5000人から有効回答を得た。日本に対して親しみを「あまり感じていない」は23%程度、「全く感じていない」も21%に達している。親しみを「感じていない」4割程度の人を除き、
「親しみを感じている理由」としては、「ファッションや漫画、ゲームなどの影響」が20%近くに達し、重要なファクターとなっている。「親しみを感じている理由」で「中国に対する長期的な経済援助」
はわずかに7.1%。逆に、「親しみを感じない理由」について、最も多かったのが「中国を侵略したのに今まで公に謝罪していない」で、46%程度に達している。「日本は中国に対して友好的と思うか」
との問いでは、実に「非友好的である」との回答が45%以上になっている。
これは03年12月30日までの調査結果であり、04年元旦に行われた日本の小泉純一郎・首相による靖国神社参拝についての意見は反映されていない。