語れ■(表現力)  芸術性について2■死ぬまで

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42氷上の名無しさん
まず、芸術性とは何か、という定義づけから始めなければならない。
>>1にもある通り、芸術=美しさという単純な考えは明らかに間違い。
むしろ近代以降の美術は、人間の内面に潜む「醜さ」をえぐり出すことに重点を置いてきた。

そして、芸術に欠かせない要素として忘れてならないのが「新奇性」である。
どんなに美しい演技でも、それが型にはまったものであれば、芸術的とはいえない。
つまり、芸術とは「驚き」であり、爆発なのである。

以上の点から、芸術性の高いスケーターをランク付けすると、
1位 キャンデロロ
2位 伊藤みどり
3位 ハーディング
となる。キャンデロロの独創的なパフォーマンス、伊藤みどりの常識離れしたジャンプ力は、
「氷上の芸術家」の称号にふさわしいものであるし、
ハーディングはケリガン殴打事件や五輪本番での靴ヒモ事件を通じて、
人間の醜悪な本性をえぐり出すことに見事に成功した。