日垣隆・総合スレ★28

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861無名草子さん
225 :日垣 隆:2001/06/29(金) 21:08
>>224
224様へ。私(日垣)は、刑法を変えなければ、少年法をいくら小手先でいじっても、ほとんど何も
変わらない、と一貫して言ってきたつもりです。そのことと、犯罪被害者を切り捨ててきた「少年法擁護派」
を批判することは、矛盾しないと思います。
少年法は、刑法41条に基づく特別立法です。この41条および39条(心神喪失)の廃止を、私は誰よりも
一貫して強く主張してきました。40条(聾唖者の犯罪は罰しない)は、1995年にすでに廃止されました。
また、224さんの考え方は、ゼロか百か、という議論の立て方に見えます。山崎パンを私はあまり買わない
ようにしている、ということと、防腐剤が食中毒を防いでいる事実(食中毒のリスク=命に関わる=より
防腐剤のリスクのほうが比較にならないレベルで格段に低い)とも、やはり何ら矛盾しないのではないで
しょうか。少しでも防腐剤が入っているのなら食べない、という人は、とんでもない大金持ちでもない限り、
この現代社会では生きていけません。
防腐剤がなければ、およそクリームパンを駄菓子屋が扱うことなどありえませんし、後進国の子たちは
今の何倍もの速度で食中毒死していくでしょう。日本でも、ばたばた死者が出るのは避けられません
(冷蔵庫に入れているものも、みな24時間も持たずに腐ってゆきます)。私が注意を喚起したいのは、
発光剤や発色剤のような、まったく消費者の五感を騙す、その必要性が皆無の添加物の追放です。発色剤や
発光剤などと、防腐剤をどうしていっしょくたに論じることが出来るでしょう。