日垣隆・総合スレ★10

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96大根役者
どうやら逐条反論しても絶対に非は認めない方針らしいので、エッセンスだけ。

1)たとえば刑法の考え方を援用してみる(「刑法と関係ない」とか言うなよ、単なるアナロジーだから)。
保護法益が重要重大なものに限って未遂や準備行為を可罰的とする。逆に、外観だけからは当罰性の有無が判別しにくいものについては親告罪の規定もある。

NHKの「偏向」プロデューサーが流そうとしたもの、朝日のホンダ某が書こうとしたもの、あるいは通例築地をどりのお師匠方が垂れ流していることは、
単なるイデオロギーである。もちろん誤ったイデオロギーだと私も思うし、多分あなたも思っておられよう。

では、それを事前に差し止める重大性緊急性があるのか。
具体的に番組ないし記事が世に出たら人が死ぬとか、無辜の人が回復不能・補償不可能な損害を蒙るとか、そのような「明白かつ現在の危険」
(もともとこの概念は英語からの訳だが、書くとまたへっ、とか言われそうなのでやめとく)が認められない限り、事前の圧力は許されないと私は解する。

「お前の言うことには徹頭徹尾反対だが、お前がそれを口にする権利は徹頭徹尾擁護する」というのが自由社会のルールです。
偏向番組かどうかは私やあなたやその他幾多の視聴者がown discretion(←あ)で判断して声を上げるなりなんなりするべきだし、少なくとも俺はそうさせてもらいたい。
あなたのような思考停止は大嫌いなので。

2)どうやら、放送は公平でなければならないし、辞書的定義は中立だという観念をお持ちらしいが、そこがどうにもついていけない。

ありえないんだよ、そんなこと(偏向に免罪符を与えようという趣旨でないことは断るまでもないが、念のため)。

養老さんは「公平・客観・中立」を標榜するNHKをさして「NHKは神か」と揶揄したが、いま私はキミに全く同じことを言いたい。


3)代議士が意見要望を言ったって構わんし、その内容が的外れだとも思っていない。時期と方法に問題があると言っているだけだ。
もう3回目なので、これ以上の説明はカンベン。

結語:
「それがOKなら、北京や信濃町が同じことをやってもOKじゃないか。アサピーが週刊新潮の広告を断るのもOKじゃないか。」に対する貴見ご開示願う。