日垣隆〜喧嘩売ります・買います〜

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465無名草子さん
続き。

<<謙虚さは、美徳でもありうるが、実力と評価が伴わなければ、ただの愚痴だ。>>

文章として考えた時に、ちょっと違和感があるんだよね。破綻している感じがするんだ
が。
謙虚は主に態度、愚痴は言葉そのものだから、書くなら、「謙虚な態度」なり「謙虚な
文章は」とすべき。態度に実力も評価も無いから、ここでは、謙虚な文章や表現とでも
すべきだろうか。
それに「実力と評価」もおかしい。天声人語に「名声」があるとしたら、少なくとも
「評価」はある、認めているという前提になるだろうから。
俺が書くなら、「謙虚な文章は、美徳でもありうるが、表現する実力が伴わなければ、
ただの愚痴だ」になる。
ちょっと難しい言葉やフレーズを覚えたての中学生が、背伸びして格言作りましたみた
いな感じがする。

小説家の文章なら許されるかも知れないが、ジャーナリストの文章としては×だろう。
ファンとしては、偉そうなこという前に、まずまともな日本語で書いてくれんか? と
言いたい。
この人、自分一人が解っているつもりの「名言」、読み手にとっては「迷言」がやたら
多い。つくづく悪文家だなと思うよ。