日垣隆〜喧嘩売ります・買います〜

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295無名草子さん
■日垣隆の欺瞞性(その2)
さて、日垣隆の間違いはこのあとにもある。

>旧・郵政省(いつのまにか総務省)のシステムでは、「お知らせ番号」に続いて「名前は?> 電話は? 住所は? 保管郵便物の種類は?」といちいち全部聞いてくるのである。
>何のための「お知らせ番号」か。

なぜ郵便局は「いちいち全部聞いてくる」のか。
答えは、郵便物保管通知書を手にしている人物が受取人本人であるかどうかのチェックのためである。
留守のときに郵便受けに郵便物保管通知書を入れていくが、これは盗まれる場合もある。
盗んだ者が受取人になりすまして郵便物をネコババするのを防ぐために、こと細かく尋ねてチェックするのだ(注2)。
だから保管通知書には住所は町名までしか書かないし、電話番号も書かない。

また、保管郵便物の種類を確認するのは、配達する時間帯を指定できる郵便物であるかどうかを区別するためである。
小包や書留であれば配達時間帯を指定できるが、定型外郵便の場合は時間帯指定ができない。だから、確認するわけだ(注3)。

留守のときに玄関に荷物を勝手に置いていくような民間のカタログ宅配便と同じように思ってもらっちゃ困る。
宅配便業者は再配達の依頼時も本人確認が非常に杜撰なのだ。いくらでもなりすましができる。
民間業者は紛失や破損などの事故が起きてもすべて金で解決させるが、郵便局はそうはいかない。簡単に言えば、責任感の違いとでもいうべきか。

>朝九時半に電話をしても「明日以後しか配達できない」と毎度おっしゃるのである。怠惰
>な君たちのために、なぜ丸二日も在宅しつづけなければならないのかな?

これはその郵便物が普通郵便の定型外郵便であるからだ。
朝9時半に電話をしてきてもその郵便物は集配課には存在しない。郵便課で保管されている。
速達や書留、小包であれば再配達の時間帯指定が可能なので、最初に配達して留守だった当日でない限り(注4)、翌日の配達になることはない。
朝9時半ということだから最初に配達して留守だった当日のはずがない。
したがって、「明日以後しか配達できない」郵便物は定型外郵便物ということになる。

仮にもジャーナリストの端くれであるなら、郵便局批判の記事を新聞に掲載するならきちんと郵便制度について勉強して書いてもらいたい。
定型外郵便であろうと普通郵便なら1日1回の配達しか行なわない。
すなわち朝10時前後から夕方までかかって普通郵便は配達するのだ。
地域によってどの時間帯に配達されるかは異なる。だから時間帯指定はできない。

朝9時半に電話をかけてきても、その時間にはその日配達する普通郵便物は郵便課から配達課に移され、配達担当者が配達順序に従って並べ終えて、配達に出発する時刻だ。つまり、その時間に電話をかけても手遅れなのだ。(続く)