硬式フォアハンド総合11 【目指せビッグフォア】

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120名無しさん@エースをねらえ!
ワイパースイングとはその名のとおり車のワイパーのような動きである。
テニスをやってる者なら聞いたことあるだろう。
この動きこそ最もスピンが掛かる軌道なのだ。
まずスピンが掛かる原理をおさらいしよう。
よく下から上へ振れといわれる。これは間違いではないが正解でもない。
下から上へと振れば物理的に順回転はかかるがこれだけではフラットの要素が強くスピンは弱い。
スピンの要素を強くするには積極的な肘の曲げが求められる。
インパクト後に肘を曲げれば半円を描く軌道となる。これを行うことでヘッドが急激に
持ち上げられ下から上、いわゆるこすり上げる当たりとなり、ボールは急降下する。

ではどうすれば良いか?
答えは簡単。打点を自分の体より右側(サウスポーなら左)にとればよいだけ。
こうすることでインパクト後に自然と肘が曲がりワイパースイングの出来上がり。
下半身のタメ、上半身の捻りを加えれば強烈なスピンとなるだろう。

http://www.youtube.com/watch?v=HPP1R1Gumq4&NR=1&feature=fvwp

これは世界一のスピンを誇るナダルの練習風景。
打点を体の左側にとってるためワイパースイングされてることが分かるだろう。
121名無しさん@エースをねらえ!:2012/11/02(金) 19:29:41.00 ID:zu+X6n91
ウエスタンではストレートアームのほうが肘を曲げるよりパワーを伝えやすい。
たとえば壁の前に立って壁を肘を曲げた状態で押すのと肘を伸ばしぎみで押すのとでは
どっちが力入りやすいと思う?当然後者だよね。
他にもウェイトトレでバーベル担いでスクワットやるときだって同じ重量でも深く膝を
曲げるよりちょこっとしか曲げないほうが持ち上げやすいのと一緒。
(実際フルスクワットよりパーシャルとかハーフのほうが扱う重量は大きい)

テニスの話に戻すと力をボールにたくさん伝えるということは打球速度だけでなく
回転量のアップにも繋がる。
ナダルがあれだけスピンが凄いのも肘を伸ばして打ってるからであって、もし曲げてたら
あそこまでヘビースピンにはならないと思うよ。
122名無しさん@エースをねらえ!:2012/11/02(金) 19:30:36.77 ID:zu+X6n91
もう一つ要因はウエスタンよりさらに厚いグリップの選手が多いこと。
錦織グリップになるともはや伸ばして打つのは不可能。
打っても当たりが薄すぎて飛ばない。
だから肘を曲げざるを得ない。
それでもナダル以上のスピンを打てる選手はいない。

とにかくパワーを効率よく伝えたいのならストレートアームを強く推奨する。
ただしストレートアームで打てるのはウエスタンまで。
それ以上厚くなると肘を曲げざるを得なくなる。
上でも言ったように人間の腕は構造上、曲げるより伸ばすほうが力が入りやすい。
となるとウエスタンでストレートアームのほうがフルウエスタン以上の肘曲げより
スピンがよく係るといえる。
123名無しさん@エースをねらえ!:2012/11/02(金) 19:31:10.45 ID:zu+X6n91
単純に考えて押し込む力が強ければそれだけボールに対して大きなパワーを伝えるわけだから、
肘を曲げるよりかは伸ばし気味のほうが良いに決まってる。
サーブだってインパクト時肘伸びてるだろ。
バッティングもピッチングも一番力を伝わったときは肘が伸び気味になってるだろ。
曲げるとやっぱり伸ばすより力が劣るんだよ。
肘を曲げる理由はスイング速度とかじゃなく、打点を面がフラットになるよう調整するためであって
別にスイングスピードを上げるわけじゃない。
フルウエスタン以上になるとどうしても肘を曲げないとまともに打てないからね。
伸ばして打つとカス当たりになるだけ。
スイングスピードだけで考えれば伸ばし気味に振ったほうが曲げるよりかは速いんよ。
これは人間の体の構造上、決まってる。