1 :
名無しさん@エースをねらえ!:
俺はリアルモンクタイプで人気者なんだがブロントさんには勝てないと思った
2 :
名無しさん@エースをねらえ!:2008/05/08(木) 00:40:07 ID:cfVmMzWQ
俺の幼馴染に、男の癖に弱虫で涙もろい奴がいた。
ただそいつは天性のマラソンランナー、陸上部では英雄だった。
俺も同じ種目だったが、どうやっても追いつけない。
いや、他の誰でも−先輩でさえあいつの走りには勝てなかった。
悔しくて悔しくて、俺はあいつに負けない練習量をこなし続けた。
そして中学に入ってすぐの頃、俺は初めてあいつを抜かした。
でも、俺が速くなったからじゃない。向こうが遅くなったんだ。
全身の筋萎縮症。詳しい病名は忘れたが、それが医者の診断だ。
あいつは生きる希望を、俺は勝利の機会を永遠に失った。
なのにあいつ、元気一杯に俺を応援し続けるわけよ。
「僕は走るのも、走ってる人を見るのも好きなんだ」て。
俺が地区予選で優勝したときなんか、人前で大泣きしちゃってさ。
車椅子の中で、自分のことみたいに顔をくしゃくしゃにしてた。
あれが恥ずかしかったのかなあ。
それとも、やっぱり走れないことが辛かったのか?
あいつはそれからしばらくして逝った。
その後もあいつを追い続けた俺を、人は「最速の男」と呼ぶ。
けれど、それは間違いだ。
まだ、一度もペースメーカを抜けたことがないのだから。
何年も見続けたあいつの背中が、今日も俺を引っ張っている。
いつまでだって、その後を追ってやるさ。
あいつの残像に追いつくまで……追い越すまで。
そして、同じところに召されるまで。
誰にも見えない、ゴールインの直後を駆け抜けるんだ。
2、ゲット
3 :
名無しさん@エースをねらえ!:2008/05/18(日) 23:36:12 ID:m1un1JzH
ほう、経験が生きたな
ぶりゅううううう
うーん、マンダム
7 :
名無しさん@エースをねらえ!:
>6
それ、プロンソン