テクノ好き!!って言う女は引く

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シーラ・ヘンダースンの研究は15歳から25歳の女性集団を対象とした研究で、
その中で女性たち全員がたくさんのダンス・ドラッグを定期的に服用していること、
また薬物の取引が女性たちの間で友情を通して行われていること、
「どの薬でも一度はやってみる」という大胆さを少女たちが持っていることが書かれている。
また、エクスタシーなどのドラッグはダンス経験と不可分に結びついていることが指摘されている。
まだ一般の認識で少女や若い女性たちのドラッグの服用が、女性像に反し、
非常にショッキングなことである中で、女性たちはその服用量について慎重に
自覚的になりながらドラッグを取り入れていっている。

中略

ドラッグを服用する女性の姿がよく見られるのは、単にドラッグに触れる場面が多いからではない。
女性たちはドラッグを服用しない選択権も持つ中で、快楽を高めるために服用することを自ら選択している。
それはどうなってもいいとやりたい放題ではなく、その服用量に慎重になっていて、自覚的にコントロールしている。
このように男性と同じ快楽を得ることができた女性たちは、ダンスフロアで男性と同じ
快楽の享受をできる能力を持つという点で、立場を同等にし、女性にとって男性に服さない
新しいドラッグのあり方が示されていると言えるだろう。