スレッドを立てるまでもない質問＠TECHNO板011

アツいテクノのDJとは、どういうものでしょうか。

お答えします。
アツさの本質は、BPMの速さではなく、
音圧でもなく、音のアッパーさでもありません。
大事なのは、音にこめられた気持ちです。
機能的なミニマルテクノにおいても、それは例外ではありません。

テクニックや音の幅も大事ですが、それらはソウルを伝える手段に過ぎません。
本当に好きな音を流してますか？
DJにその音を出す必然性がなければ、何も伝わらない、カラッポです。
プレイを通してDJの世界観やストーリー、あるいは主張が伺え、
それに共感や感動できる場合、フロアの気持ちが動くのです。

例えば憧れのような、静かな強い思いも、音から伝わるものです。
ですから、ユルい音もアゲの繋ぎではなく、それ自体を目的とし、
さらに全体のなかで一定の役割を果たすべきです。
DJの幅を拡げろと言われた場合、テクニックよりも、表現できるソウル、
音で表現できる大切に思うものを増やすべきでしょう。

ダンスミュージックの評価基準は他にも色々ありますが、
本稿はアツさについてなので割愛します。

Q'HEYより愛をこめて