Q-heyとか

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101DJ Q'HEY
アゲだけじゃなく溜めたりしてたし、アゲの枠の中で色々表現してたんだよ。
客によってはわかってくれてた。
むしろ、展開小刻みに変えすぎたなって思ったくらいなんだけど。
ずっとアゲアゲに聴こえた人がいるのは、展開にまだメリハリが足りなかったせいかな。
それともDJの背景に、常に熱い想いを込めていたからかな。

音楽が持つ熱さのなかで、激しさは大事だけど、一部だと思うんだ。
密度、強度、種類の幅、深さ。熱さやアゲを評価する軸にも色々ある。
例えば、静けさの中に今にも爆発しそうなテンションが閉じ込められた音だってある。
その同じ熱い音が、DJの使い方次第で、いとも簡単に糞にもなる。
熱さだけでなく、世の中にある価値の数だけ、感情や精神状態の数だけ音が出せる。
テクノどころか現代ダンス音楽も、そのほんの一部だと思う。たぶん。

生まれた時代の精神、ダンス音楽としての機能の追求、それに技術的環境から、
ミニマルは単純で反復的な音楽になった。
その代償として、聴く音楽としての美や、感情表現の幅は損なわれた。
そう思ってたけど、そうでもないらしい。
それにジャンル分けなんて、音の後からついてくるもんだ。
混ぜても一枚でも聴ける、これがDJ Q'HEYだって言えるアンセム、
俺がリスナーに、フロアに、他のDJをも通して世界中に伝えたい音に、想いに、
今の俺なら、頑張れば手が届きそうな気がするんだ。