そして、EUROBEAT。これは80年代から脈々と続くHighNRGの流れであることは
明らかだね。ちなみに日本で聞かれているEUROBEATは日本製かイタリア製のどちらか。
イタリアのA-BEAT-CやTIMEなんかがおなじみな訳だけど、基本的に消費される場所
は日本のみ。INTRO-Aメロ-Bメロ-サビ-Aメロ…というかっちりと決まった
展開とサウンドで恐るべきパターンの音楽を生み出している。逆にいえば、
ユーロのフォーマットを抑えていればHIPHOP・R&B・TECHNO・RAVEどんな音楽の
要素を含んでも問題はない。もちろん、HAPPYHARDCOREもその対象となりえた
訳だ。でもEUROの基礎となったのはHiNRGつまりロックの系譜だということは
念頭におく必要はあるよ。
丁度1998年頃のEUROをチェックしていただければ分かるが、この頃のEUROは
キックがCR78から909に置き換わった時期。HAPPYHARDCOREの要素を取り入れた
んだね。
そこからEUROは日本で第3次EUROブームを迎え、風潮にあわせた過激化が求められ
ることになった。ここからEUROの高速化が始まったことになるね。